2024/05/02

2ヶ月目の初日、昨日、1番大切っぽい感じの日に書かないでしまった。
そういうとこだぞ、と自分を責めたくもなるけど、4月のマガジンの説明に「なるべく毎日書く」と書いたのでね。
"なるべく" なので、絶対ではないので、ゆるくいきましょう。
"絶対に" みたいな強い言葉を使うと、一瞬で崩れてしまうからね。
たとえば心とか。
普段から自分との約束を守れなくてどんどん凹むような自分の首を自分で締めるのはもうヤメだ。

その代わり今日はいろいろあった。

面談に行った。
そのまま仕事が決まった。
来週の水曜から始まる。
うひょー。
働きたくないのは私の中で当たり前の価値観なんだけど、残業を頼まれるような立場にいる自分のことは嫌いではない。
まぁ適当にがんばるぞ。

シゴデキOLのフリをする日にいつも履いてるスカートのウエストが緩くて、知らないうちにスポッて脱げちゃわないか心配してたけど案外落ちなくて大丈夫だった。
シゴデキOLっぽいベルトが欲しい。

仕事が決まる前に(働くつもりだし夏乗り越えるために買っちゃお🎶)と注文した扇子が届いた。
可愛すぎる。
うれしい。
まだ写真撮ってない。
嬉しくて扇ぎまくった。
暑すぎる日はこれにハッカ油スプレーなんて吹きかけちゃったりしてね。
布にハッカ油が大丈夫かどうかググるぞ。

フジコ・ヘミングさんが亡くなったニュースがあった。
いつかは彼女のピアノをホールで聴いてみたい、彼女の音で直に心臓を殴られたい、そんな気持ちがあったのだけど、終ぞ叶わなかった。
普段からピアニストの演奏を聴きに行くぞ!と思うタイミングがあまり無くて、実は私は別にピアノがそんなに好きじゃないのではないかなんて思うけれども、今日まで23年間ぐらいピアノとの腐れ縁が切れていないのは紛れもない事実で。

推しは推せるうちに推せってよく言うけど、実際それが後悔の無いように完遂できる人なんてのはほんの少数なんじゃないかと思う。
SMAPも嵐も、いつかは生で、みたいな気持ちをほんのり持ったままだった。
嵐、会社設立おめでたいし、いつでも復活してほしい。
てか復活とか重い旗立てなくてもいいから、冠だった番組1夜だけとか、そういうのからちまちまやってみてほしい。
今の5人が並んでる空間を眺めたい。
せっかく今の時代に生きてるわけだし集まる媒体は何だって良い。
テレビ、YouTube、インスタ、ラジオ、あと何がある?

脱線しちゃった。
フジコ・ヘミングの話をしていた。
近年のレパートリー(もう弾けなくなってるの込み)であるドビュッシーの月の光、シューマンのトロイメライ、リストの愛の夢。
ぜんぶ彼女の演奏を少なくとも1度は聴いてから練習に着手した記憶がある。
トロイメライなんかは、たぶん彼女の演奏を聴いてから、もとい、聴いたから選曲したような気がする。
正直、技術面とか、何がすごいのかとか、私みたいな素人にはよくわからないけど、彼女のピアノからは何か明確な意志のようなものを感じる。
なんだろう。
説明し難い。
たとえば、葛藤と、それの受容みたいな。
演奏が上手なのはピアニストとしては当たり前だろうけど、それ以上に人間臭さを訴えかけてくる感じがある。
ああ、私には絶対できない所業だな、と、開き直らされるぐらいのパワーがある。
なんか偉そうなこと言ってるけど内心マジで何が凄いのか分からないけどなんか凄いから聴いちゃうっていうか、感情は言語化が難しくて、だからこそこの世に音楽が存在しているんだと思い出すような。
結論よく分からないけどとてつもなく凄い人だと思っている。
この文末は一生過去形にしない。

1回は生音を浴びに行きたかったな、という気持ちが夜のせいで増幅してなんか泣けてきたのでピアノの椅子に座った。
よっしゃ。
追悼演奏だ。
夜中だしサイレントピアノでヘッドホンだけど。
トロイメライをゆっくり弾いてたら泣けてきて、顔面ジュビジュビのまま完奏した。
そのまま月の光を弾いてみる。
まだ指が覚えていることに安心したら涙が出てきた。
愛の夢の譜面を開くとさすがに音符がいっぱいありすぎて涙が引っ込んだ。
ちょっと弾いてみたけど指がなまっていた。
昔の私は随分がんばったのね。
疲れたのでやめにして、フジコ・ヘミングのトロイメライを聴いたら涙が出てきた。
やっぱこれだね、という感想とともに、この人の演奏はもう記録された媒体でしか聴けないんだなという実感が湧いてくる。
身近な人でもないし、足繁くコンサートに足を運んだわけでもない私がこんなに悲しくなるのなら、身近な人たちやきちんと思い入れのある人たちはどれだけ悲しくなっていることだろう。
そんな想像をしてみたけど、Twitterで公式の人が「この先の公演ができないのを誰よりも本人が残念に思っていることでしょう」みたいなコメントを出していて、本当にそうだなって思って、そこで悲しみの詮索みたいなことは辞めようって決めた。

号泣ピアノ弾き疲れでボーッとしてたらいつの間に寝落ちしていた彼がのそのそ起きてきたので届いた扇子の自慢をして、夏また花火しようねって約束した。
隅田川花火大会、今年は有料席狙ってみようか〜みたいな話に移ろっていって、いろいろ調べてたら3時とかになってて、こういうのを幸せって呼ぶんだよな。
仕事が始まることも踏まえて、最後の連休を夜更かしからスタートさせたのが最高じゃね?って思いながら今これを書いてた。
空が白んできた。
いい加減寝よう。
書きすぎて2000字超えてる。
これ読む人いるのか?
てか日記だから誰にも読まれなくたっていいんだよな。
おやすみなさい。

https://youtu.be/4--Y76E3umA?si=Gqt87UdDEVk5NcCX



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