おっさんトムクルーズの役どころがイイ! 『トップガン マーヴェリック』今すぐ観よう!

※ネタバレ有です。

連日、満員御礼の映画『トップガン マーヴェリック』。
ミーハー魂丸出しで観に行った。

結論からいうと、めちゃくちゃ良かった。最高に「気持ちいい!爽快ッ」な映画。迷っているなら絶対に観に行った方がよい。

1.「オッサン」トム・クルーズの役どころがイイ!!

元々『トップ・ガン』は1986年に1作目が発表されていて、本作は2作目。トムはこの映画をきっかけにして一躍、スターダムを駆け上がったのだ。以降36年もの間、続編を望むファンからの熱烈なラブコールを受け続け、2022年に満を辞して続編公開に至ったというわけ。

で、当然ながらその分、トムも歳をとっているわけです。現在59歳。もうすぐ年金もらう年齢ですよ。
いくらハンサムといっても、ふとした瞬間の「年とったなぁ・・・」感は否めません。

今作が素敵なのは、そんなトムを主役に据えながらも、次世代の若者たちにバトンを渡すことがメインテーマになっているところ。

イケメンで女にモテて仕事もできて・・・そんな「いかにも主役」の見せ方では、初老のトムがかえって痛々しく、観ていられないだろう。

しかし今作は若い兵士「いくぜ、オールドメン!」なんてセリフも言わせ、要所要所で臭みを中和してくれる。

ここでトムが過剰に「おじさん卑下」をすれば悲壮感が出て、それはそれで観ていられないだろうから、実にいい塩梅の「オッサン演出」だったと思う。

2  驚愕のCGなし

「えっ!これCGじゃないの!?」

と度肝を抜かれた、戦闘機の飛行シーン。

山の谷間を、山肌スレスレの距離で、機体を「真横に」傾けながら進んでいく。それも、凄まじいスピードで。

CGにしてはカメラと被写体の距離が近いな…もしや…とハラハラしながら観ていたが、まさか本当にリアル撮影だったとは!

後で調べたら、トムのこだわりで極力CGは使わず、俳優が実際に戦闘機に乗って撮影したらしい。とんでもねぇな!

トムは飛行機の操縦に慣れているため、映画のストーリー同様、俳優に体力づくりと飛行訓練を自ら手解きしたそう。

機体を急上昇させるシーンも実際にやっているようで、重力がかかって顔がふくれ、機体がガタガタいっている。

パイロット役俳優の迫真の演技もあいまって、こちらも思わず息を止めて観た。

「ハイハイ、どうせ主人公は助かるんでしょ?」みたいな、ひねくれた考えを起こさせる間もない。圧巻のアクションで引きつけ続ける。

こういった戦闘機の操縦は吐いたり失神したりする人が続出するそうで、いくら訓練したところで誰でもができるものじゃない。トムも俳優さんたちも凄すぎるんよ!

3 ポリコレ臭少なめ


最近のハリウッド映画はとかく「ポリコレに配慮してまっせ〜!」のメッセージが強すぎて、なかなか本題が頭に入ってこなかったりする。

今作も黒人のキャスト比率や、いかにもお色気なオネーチャンを出さなかったあたりにポリコレを感じたが、そのほかは特に臭みのあるメッセージは感じず、観やすかった。

ただ…ピチピチのお色気オネーチャンを出すと「若い女性の性的搾取だわ!」といわれてしまうからか、ヒロイン役はジェニファー・コネリー、御年51歳。

正直、トムとジェニファーのラブシーンはウーン…だった。いや2人とも歳のわりには物凄く若々しいんだけどサ…。

両方中年っていう絵面はちょっときつかったかな。

トムのお相手に若い女性をだすのがだめなら、せめてジェニファーが若い男と睦まじくしてるとか。。だめ??

トムも凄まじく鍛えているとは思うんだけど、上半身裸でジェニファーとベッドに横たわっているの見ると「セクシー」というより「介護?」って感じになっちゃうんだよね。

(でも肩のあたりまでしか映してなかったから、これも相当気をつかって撮ったんだろうと思う・・・あまり腐しちゃいけないね。すまん)


4 音楽、よきよきよきき!

「これぞハリウッド!」といった血が沸き立つサウンドで、めっちゃくちゃ気分がアガった!

最近は韓国映画が人気で、これもめっちゃ面白いんだけど、重いテーマの作品が多いせいか、音楽でワクワクさせるものは意外と少ない。

だから久しぶりに、華々しいハリウッドサウンドを聴いて、コロナ禍で久しくなかった高揚感を味わえた。

家に帰って、サウンドトラックだけ聴き直したけとわ、やっぱりサイコー。明日はこれ聴いて出勤しよう。

まとめ

•観たほうがいい

•オッサントムの役どころがよし

•CG無しの飛行シーン興奮する

•ポリコレ少なめ

•ハリウッドサウンドでアガる!!


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