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【詩】私の魔女が言うには

私の心の魔女が言う
「モヤモヤ、ムシャクシャしているねえ」
炎の魔術を準備をしながら
「いっそ全部燃やし尽くしてみるかえ?」

私の中の私が言う
「きっと大丈夫」
「時間が経てば、良くなるから」


私の心の魔女が言う
「メソメソ、クシャクシャしているねえ」
泉の魔術を準備しながら
「いっそ全て流してみるかえ?」

私の中の私が言う
「たぶん大丈夫」
「時間が経てば、良くなるから」


私の心の魔女が言う
「なよなよ、ひょろひょろしているねえ」
芽の魔術を準備しながら
「いっそ覆い茂ってみるかえ?」

私の中の私が言う
「うーん大丈夫」
「時間が経てば、良くなるから」


魔女は 魔法を使いたくてたまらない
でも私の許可がないと使えない
私は 魔法を使わせたくない
でも魔法の快感は知っている

ファンタジーってなんだろう?
ひんやりした皿を片付けながら食すファジー


私の心の
私の感情を喰らう魔女は
今宵も満月のように笑って言う
「いっそ……」




急に。2、3時間で書き上げた作品でございます。
最近で書きたいと言っていたやつではないです、そっちはまだなのです(主にフォロワー様への言い訳。笑)

私は魔女が大好きです。魔法少女とかは柄じゃないけれど、ハーブ効能など知識に長けたヨーロッパ古参の「賢い女=魔女」というのが好きです。よって、本作品での魔女は賢い人で、怪しい・ひどいやつじゃないですよ(笑)。


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