【詩】+【エッセイ】=紫陽花
あじさい
赤い欠片が散る
青い欠片が散る
紫の欠片が散る
青い欠片が散る
散った後に何が残るのか?
──雲の隙間から覗く太陽
あっちに行っては
色を吸い、
こっちに寄っては
土をくぐって。
雨に魅入られた魔性の女。
虹ほどに、自由ではないけれど。
移ろい変わっていく。
人の想いなどお構いなしに
ただ そこへ一つの花を添えるだけ
「紫陽花」という女性像 上記は、学生時代の詩です。時期的に考えて、当時の私はまさに、紫陽花を眺めながら書いたのでしょう。今、記事に打ち直して