小さなちいさな田んぼを楽しむ(18)小さなたんぼにわずかな水を引く2
ぬくみねっと トモです!
さて、前回は田んぼに水を引くルートと、渓流部分の雰囲気をご覧いただきました。
さて、今回は続いて、渓流以降の雰囲気を書いてみます。
再び 水を引くルート
自然の沢を超えたあたりからについて。
山際の手掘り水路
山と山の敷地との境に手掘りで水路を設けています。
見た通り掘っただけです。
この土地は借りているだけなので撤去が必要な側溝などを設けるわけにもいきません。
土と砂と石ころで出来た水路は、一旦水が流れれば極端な浸透はなしに水が流れていくようです。
雨の時に山側から水が流れてくるかなとも思ったのですが、山の地表はあくまでも浸透層で、その下の石の多い層を使って水が移動しているようでほぼ水路への水の流入はありません。
山で浸透したからといって田んぼやため池側に流れていくとは限らなそうです。断層に関わった地下水脈があって明後日の方向に水が逃げているのかもしれません。
ちなみにこの辺りも奥深くいつも暗くて湿気も多く水もあるのでイノシシの遊び場になっていることがあります。
写真がぼけていますが、コーナー部分で水が地下に逃げてしまいがちなのでたまに整備が必要になります。
山すそとミョウガが繁茂した場所との間を流れていきます。草ゴミがたまりやすいです。
ようやく畑地にやってきた
そしてようやく人の手が入った場所を通り
畑地(写真手前側)まで至りました。
ひとまず水は写真の左側に引きたいのです。
大雨の時にはかなり水量が増して大変なことになるので、
コーナー地点で手前側に氾濫させるような形で水を少なくします。
まあ、ものすごく原始的ですよね。
氾濫用の水路くらいは作っておきたいところです。
で、黒い管は小さな穴が沢山開いたコルゲート管です。
水は通りますが、穴を通して出入りも出来ます。
本来地中に埋めて土地の水抜きに使用されます。
里の畑に使用していますが非常に効果的です。
これを埋めずに手掘り水路に転がしているのですが、
すぐに土・葉っぱごみ・雑草で埋まってしまいがちの水路なので、いざ埋まった場合でも
コルゲート管で水の流れが確保できるというわけです。
今のところ思ったよりも有効活用できています。
これから雑草・大雨・イノシシに苛まれる時期にずっと有効かどうかは
やってみないとわかりません。
田んぼにゴール!
最終コーナーを曲がりまして、
一旦ビニルシートで受けたあと
塩ビ管でマコモ田に注がれ、一部は田んぼ側にも回されます。
そして最終的には先にある田んぼに排水されることになります。
やってみないとわからない
さて、この水路は過去から使っていて、大雨で水が豊富な際は特に問題なく田んぼに水がひけます。
今年のような適度に雨がふるけど雨の降らない時期がある、という年の場合は沢から手掘り水路、田んぼまでの経路のどこかで支障があると水が多くて砂が田んぼに流入したり、逆に水が途切れて田んぼやマコモに悪影響があります。
過去雨がさっぱり降らなかったこともありますが、その時は何をやってもどうにもならないと思います。
ということで、一般的な田んぼもそうですが、雨の状況や現地の状況を見ながら、原始的な対処(石や草ゴミをよける 水が逃げる場所があるのでそこに水がいかないよう調整 大雨の時に水を制限)をやっていく他ないかと思います。
今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございます!
次回は水を引こうとしていろいろと失敗を重ねた件を書こうと思います。
田んぼ編の最終回になります。
(続く)
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