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小さなちいさな田んぼを楽しむ(10)籾がらを外し精米する

ぬくみねっと トモです!
さて前回は、稲作のクライマックス 稲刈りとその後籾にするまでを書きました。
今回は籾摺と精米まで。



2023/10/29 採れ高を測る

さて、前回は干した稲から脱穀と風選別により籾にすることが出来ました。

脱穀機
クラシックな唐箕


そこそこ重いが腰を痛めるほどではない

籾の重量は、袋ごとですが7.69kgでした。
まあまあだと思います。
体験重視で稲作をしているので、収量が多すぎてもその後の大変さがあります。

2023/11~ 籾の保存

さて、収穫した籾はガラ袋に入れておりました。

いつもは収穫祭のような形で児童たち参加の上で食べたりするのですが2023年中にはその機会が作れないということでした。
翌年の児童の山活動の際に焚いて食べるらしいので、

ガラ袋ごとプラスチックの保存容器に入れて屋外物置に保存していました。
寒い時期とはいえガラ袋だけでそのあたりに置いておく事は、虫が入ったり酸化したりしないか?と気になりました。
籾のままでは酸化しないのでしょうかね。
新米からの保存期間が長いと味が劣化するので、出来るだけ良い状況にしておくことは必要だとは思いますが。

2024/2/8 籾摺りをする

児童の山活動の日が近づきましたので籾摺り・精米に行きました。

米は籾の状態が保存がききます。
これを籾がらを外して玄米にするののが「籾摺り」(脱ぷ ともいう)
そして玄米の周囲は「ぬか」の層に覆われていて、これを取り除くと甘くおいしい一般的な米になります。
この作業を「精米」といいます。
ぬかの層にも栄養が含まれますので、どれだけその層を取り除くかを精米作業で調整することになります。

単体の籾摺り機
最初は単体の籾摺り機が作業小屋にあるのでそれで籾摺り・精米に挑戦したのですがコントロールが私には難しくて、それ以降試していません。

精米業者さん
籾摺り・精米を専業の業者さんにお願いすることもできますが
〇基本的に20kgから
〇量が少ない場合は他の方が精米した米と混ざる
ということで、そもそも量が少ないので1~2回しか利用していません。

コイン精米機
大都市を除く日本の各地にコイン精米機があると思います。

一般的には精米業者さんか農家の装置にて玄米にしておき、必要に応じて精米機にかけて食べている方がおられるのではと思います。

なので一般的なコイン精米機には籾摺りの機能がありません。少なくとも住んでいる市にはその装置はないのですが、
機器メーカのサイトで調べると、簡単で行ける範囲では2つ隣の町に籾摺りと精米とを同時に出来る装置があることがわかりました。

ということで30分ほど車で走り、その装置で籾摺りと精米を試しました。

籾を入れる

籾を入れる部分には網があって籾や玄米以外が入らず、また安全対策も図られています。

ざらざらざら

料金は100円か200円くらいでした。機械で設定した精米度合いに精米された米が機械から吐き出されます。

きれいな米!

一旦漏斗状の部分に米が貯められます。綺麗に精米されているようです。

ざーっ

ペダルを踏むと貯めた部分から下に据えた米袋に米を注げます。
精米すると量も減りますが、それでもずっしりとした米が得られました。

精米した際に出たぬかやもみ殻も、農業資材として有効なので持って帰りました。
今回はここまで。

次はこの米を炊いて食べます!

(続く)

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