小さなちいさな田んぼを楽しむ(17)小さなたんぼにわずかな水を引く1
ぬくみねっと トモです!
さて前回までは過去の稲作を振り返りました。
今回は、これまでの稲作でも重要課題だった水について。
福岡の北部も梅雨に既に入っており、今は雨がまとめて降る1週間に突入しています。
小さなエンジョイ田んぼも、水の問題からは逃れられません。
水路マップ
Windowsのペイントで簡単に手書きした、山の水路です。
源流側は2つの小山に挟まれた谷となっています。
どうやら古い断層の一部のようです。
で、この山ですがどうやら岩のかたまりらしいです。
土を掘っても両手のひらで持つくらいの石がごろごろしているので、山を構成している岩が崩れたものなのでしょう。
源流側 自然の沢
源流側の沢の写真です。この場所では土が垂直にえぐられていますが土に石が大量に混ざっているのを見ることもできます。
ここから上流側については本格的に探検をしないとみることはできないでしょう。
少し降りてくると沢は淡く少し幅も出ますが、石がごろごろしているのは変わりません。落ち葉や竹の朽ちたものなどが引っかかって流れの邪魔をしていることが多いです。
木の根っこが横断していたりもします。
さて流れの両端ですが写真のようにえぐれているところが多々あります。
流れが土をえぐるけれど、地面の木や竹が作った層は残って浮いている、といった感じでしょうか。
この時、このえぐれた側に水が入っていき、メインの沢の流れが少なくなっているということがあります。
木や竹の根っこの層の下側を通って水が流れ出ているのでしょう。
そして、その流れが下流の別のところで改めて染み出してくるという状況も見受けられます。
古い土管が見られるところもあるので、昔の人なりになんとか水を安定活用しようとしたのでしょうね。しかしうまくいかず泥・石・植物に吞み込まれていった、という。
さて、沢自体は非常に長い間水を流してきており、大雨の度に土を削って下流に流しますが、そこに混ざっていた岩は沢に溜まっております。
ということで、先の側面への逃げ道以外にそのまま下に浸透するという流れ道も存在しているようです。
その地下の流れがメインになる時があり、その時沢は枯れ沢のようになります。
最終的にはその枯れ沢に沿って地下の水も流れていき、ある場所から地上に露出し最終的にはため池に注がれていきます。
ただ、そちら側ばかりに流れると小さな田んぼには注がれないので、やりすぎない程度の手入れをすることになります。
本日はここまで。
ご覧いただきありがとうございました!
次回は沢より下流の雰囲気と、水を通す苦労について少し。
(続く)
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