2024年の介護業界予測

おはようございます。今日12月26日が最後の出張。今年は例年以上に、まさに目が回るくらい😵‍💫忙しい1年でした。

さて、年末ですのでいまの介護業界を総括しましょうか。。

来年の介護報酬改定は1.59%のプラスとなりました。マイナス予測が大きかっただけに、プラスにホッとした方も多いでしょう。介事連、老施協はじめ、各種団体の活動のたまものかもしれません。

しかしながら、利用者負担をあげることは先送り。本体報酬は0.61%しかあがっておらず、これからさらに進むインフレに3年間耐えられるものではありません。今後は事業者の二極化がさらに進み、大規模化、高稼働率の維持ができた事業者は富み、現状維持、または低稼働率から脱却できない事業者は、顧客獲得だけでなく採用でも厳しい道をたどります。

地域シェア争いは過酷さを増していきます。勝ち組といわれるブランド力と財力、経営力を持った事業者、DX化を含む大胆なトランスフォーメーションができる事業者にのみ人材が残り、トータルでは介護人材が減っていきます。

人材難のため、需要に供給が追いつかず、事業者、ケアマネが、利用者を選ぶようになり、介護難民が増えます。

ローカルエリア、小規模事業者は、加算の算定どころか、人員基準をクリアすることすら難しくなります。これらに対して、介護サービスの事業モデルや地域の(データでは見えないリアルな)状況を正しく理解していない保険者が、四角四面の監査、指導をして減算、返金、取り消しの対応をし、23年もかけて育ててきたインフラを意図せずに壊していきます。解決策のない事業者を取り締まることが、住民を苦しめることにつながることも想像できずに。

高齢の親を持つ働き盛りの現役世代は、事業者がギリギリの人数で対応していることを知りながらも、自らの暮らしを守るために、事業者に自分の権利を主張し、それがさらに介護人材を悩ませます。

こんな未来はおきてほしくない。
しかし2024年は大変だー😅

さて、どうする介護業界?
どうする日本?

この環境で、明るい未来を見据えて、ワクワクできる人だけが生き残りますね。子どもたちのためにも、高齢になっても安心して暮らせる世界をつくっていかなくては!

来年もがんばろう🥊

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