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勝負脳を作る為に③

※勝負脳の作り方(2002年/林 成之 著書)より
※前回の続き


ある白黒で作られたマーク(※本書に図があるが転載不可の為、自分でマジックなどをつかって白い紙に描いてみるとわかりやすい)を30秒眺めて、真っ白な壁を見ると残像が残るのが分かる。
他に白黒の図ではなく、青色で描かれた対照モチーフを見続けた後に真っ白な壁を見ると赤で残像が残る。
この結果から記憶は補色で作られることが分かる。
結論を言えば、物を色で覚えようとすることは難しいということ。

この結果からも分かるように、そもそも記憶というものは頼りない+自己保存の機能が人間には働いている為、元々の記憶を自分に都合の良い記憶にすり替えてしまいがち。

見たり聞いたりした情報は視覚中枢、聴覚中枢にいき、そこから海馬回に短期記憶として収まる。
そこから前頭前野に行くまでに喜怒哀楽それぞれの感情を司る他の神経系へ寄り道をする。
よってどんな情報にも感情の情報が組み込まれる。

好きな先生、ただ生徒に甘い(優しい)だけでなく、厳しいが尊敬できる人の話をよく覚えているのはそういうこと。


■有効な記憶の方法

・人の話は出来るだけ興味を持って、感動して聴くようにする。
・覚える内容も興味を持ち、好きになるようにする。
・長時間の学習は避けて、時間を限定して集中して覚える。
・覚える内容を自分の得意な物と関連付ける。
・声に出して覚える。
・覚える内容について、自分で独自に考え、勉強する。
・覚えたものはその日のうちに一度、目を閉じて声に出してみる。


これで覚えたことを引き出しやすくなるが、覚えていてもすぐに取り出し、いつでもアウトプットできなければ頭の良い人とは言えない。

アウトプットの能力を高める為には表現知能を鍛える必要がある。
表現知能は言語知能、理論知能、計算知能、音感多能、運動知能、空間認知知能に、分けられる。


本日はここまで。



◎今日の呟き
次回は以前、私が非常に興味を惹かれた章になる。表現知能(アウトプット能力)を高める為の方法だ。
これを読んで下さった方は是非明日も見て頂くか、本書を手に取っていただくことをお勧めする。

習慣化のコツを身につけた今の私は、何でも習慣化して成し遂げられそうな気持ちが溢れていて万能感がある。
今だけかもしれないし、側から見れば勘違い野郎にしか思えないかもしれないが、それで良い。
自己肯定感は踏み出す足を軽くしてくれる。
今、朝の出勤前に台本なしで、訓練によってどれだけ話せるようになれるのかスピーチの練習を日課にしているが自分の考えをスムーズに話することを難しく感じている。
ただ、成功者はすべからく皆努力している。
天才と呼ばれた人達も、蓋を開ければ皆努力をしていたのが既に分かっているのだから、私のような凡人ならば尚のこと努力をすべきだ。
『できる!』と思って努力し続けた人にしか結果はもたらされないのだから、このまま色んなことに挑戦し続けていきたい。

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