志村後ろ〜!とはもう言えない。

だが、ニュアンスは少し違うものの、今日の相手には言うべきだったかもしれない。

今朝方のこと。通勤電車の中で呆気にとられた。

仕切りに咳き込んでいる人のマスクがその人のアゴのみをガードしてたからだ。

それはマスクじゃないのか?
いや。マスクのはずだ。このご時世でマスクで、アゴだけガードする奴はいない。

コロナにはみな気を払ってるだろうから。

ニュースはコロナ一色だ。

勿論私は即座に距離を取った
周りからの視線も感じてるはずなのにマスクを適正な位置に戻すそぶりがない。

『志村うしろ〜』ではないが
メガネを、頭に乗せて「メガネメガネ」と探してる人と同じ。

何のためのアゴガード…いや、マスクなんだ。

間も無く周囲の人間もその人と距離を取り出した。
誰しも「もしも」を考える。

悲惨に思えたのは目の前に座ってた女性だ。日本人の典型だろう、気になるがそこから離れるべきかどうするべきか目が泳いでいた。

もしうつされたら怖いもの。気持ちは十分わかる。

志村さんはTVで魅せる「うっかり」で笑わせてくれたが、今の状況下で似たような事をされてもクスリとも笑えない。

その後ようやく気づいたのか電車のガラス越しに映った、マスクをしてない自分が視界に入ったからなのか、その後5分ほどでマスクは適切な位置に戻された。

マスクをするのはコロナが入ってくるのを防ぐ為ではなく、自分に潜んでるかもしれないコロナウイルスを周囲に拡散させない為だ。

うっかりで済ませるのは八兵衛だけにして欲しい。
(例えが古すぎ〜)

因みにオデコに乗せておきながら『めがねめがね!』というお決まりのボケをたまにしでかす私に、指摘する資格はあるのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?