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「働く理由」は自分の内に見つけるもの


なぜ働くのか


これは古代ギリシャの石工職人3人の話。
「あなたは何のためにこの仕事をしているのですか?」と聞くと

一人目は「お金をもらうために決まってるじゃないか
二人目は「素晴らしい石工職人になるためだよ
三人目は「建てられたあとも世代を超えて長い間ずっと、皆が利用することになる寺院の一部を作っているんだこんなにやりがいのある仕事はないよ」と答えた。

働く理由だけをとっても個人によって考え方がこれだけ違う。
「なぜ働くのか」は、人それぞれ答えが違う。
人は仕事に何を求めているのか。
下図を用いると分かりやすく分類できる。


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・Aは「目に見える報酬で、自分や家族」のためになる目的
(たとえば、お金をたくさん稼ぎたいなど)

・Bは「目に見えない報酬で、自分や家族」のためになる目的
(たとえば、自分のスキル向上のためなど)

・Cは「目に見える報酬で、他者」のためになる目的
(たとえば、後輩を指導してお金を稼がせるなど)

・Dは「目に見えない報酬で、他者」のためになる目的
(たとえば、後輩を指導して慕ってもらえるようになるなど)


自分がA~Dのどの部分を一番重視して仕事にとり組んでいるかによって、自分が現状どんなタイプの人間なのかが分かる。

A=物質的成長重視型
B=自己実現重視型
C=親分型
D=社会貢献型
A~Dがすべて同じくらい=ステークホルダー共生型


この結果に答えはないが、以下のようなことは言える。

どのゾーンも強く意識できていた方が成長のエネルギーとなる

・自分の動機の源泉を知ることと、他の価値やバランス、強さに関して考えることも成長のアクセルになりえる。

・成長とはA~D4つの目的を重視することと、そのベクトルの先にいる相手に対しての価値提供、貢献であり自分で選択できるもの。

ABCDゾーンすべてを含めた動機の大きさが成長のエネルギーのアクセルとなる。

・Aゾーン(物理的欲求)ばかり重視している人は他のゾーンにも思い入れを寄せたほうが成長できる可能性が高いと思われる。



(※成長マインドセット/吉田行宏 著 参照)

◎今日の呟き
石工職人の話は他の自己啓発本にも出てきたので知っていました。
私は普段から食べる物には非常に気を配っていてコンビニで販売されている食品は、サラダでさえも保存料などが含まれているのでバナナか甘栗くらいしか購入しないのですが、立ち寄った時には店員さんに感謝の気持ちをもって接するようにしています。
コンビニの店員さんの例で言えば「コンビニ人間」という有名な小説でも取り上げられていたとおり、歳をとった独身の大人がバイトとして働くようなところではない…という概念が一般的だと思います。
そんなコンビニの仕事でも、一流企業の社長がものすごくひもじい思いをしてたどり着き何かしら食べ物を買っていったのなら「ときには一流企業の社長の一大事を支える役割も担う仕事」と捉えることもできます。
(めったにないかもしれませんがw)
あと、以前noteにも綴ったのですがどんな仕事でもプロ意識を持って取り組んでいる人間はかっこいいです。
数年前の話ですが、まだコンビニで昼食としておにぎりを買っていたころ、渋滞のできている列を非常に手際よくさばき、かつ接客態度も元気よく対応してる若いお兄さんを見た時は心の中で「カッコイイ~」とつぶやいたものです。
今回は目的意識の話でしたが、個人的には「好きこそ物の上手なれ」という言葉もあるとおり、仕事の中に何かしら楽しみをみつけて取りくむことも継続して向上心を保つのに必要だと思います。
私のように完璧主義の人間が目的を立ててこなせなかったとき「やっぱり俺じゃダメなんだ…」とくじけてしまいがちですが、達成できなかったときこそ何がダメだったのか推測を立ててとにかく行動に移すことが大事なようです。それに、ずっと根を詰めてやり続けても必ず順調に成長していけないのが人間です。
RPGで主人公のレベルを上げるとき、初めの頃は簡単にレベルがあがりますが、後半になってくるとなかなかレベルはあがりません。
同じように長らく取り組んでいるのに「成長できない」と感じたときには「成果は出てないけど、経験値はたまってるはず!」と考えるもの良いと思います(私はそうしてます)。
とにかく途中でやめないこと。
ひたすら継続していくのが肝なんではないかと思ってる次第です。

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