今日、もしかして社労士として役立っている?という出来事がありました。
世の中は「得意なことを生かそうよー」な時代です。
が、主観的な得意が一般的には得意だとは認められなかったり、人より秀でているけれど自分はそれが好きじゃなかったり、
はたまた、何が得意なのかわからなかったり、得意なことがマネタイズできなかったり
いうほど生易しいもんじゃない気がします。
という毒づきはさておき。
私は社会保険労務士なのですが
「この仕事が得意です!大好きです!!」
とは1ミリも思ったことがありません。あ、もしかして天職かも?の自惚れはごくたまにありますが、すぐにそれを打ち砕く大波がきます。
いつもは、クライアントに価値を出さなきゃヤバいと思い、ちょっぴり焦りがつきまとっています。
また、労務管理系でコンサルワークとバックオフィス的業務があって
当初は前者が向いていると思っていましたけど、最近は後者の方がわかりやすく価値を見出せるなと感じていました。
たとえばコンサルワークでの人事評価制度の構築は、どんな制度を作ったとしても大満足は得られないし、だから自分自身もいつも全力で焦り
社保雇用の手続きその他、いわゆる代行業務の方がよっぽど心安らかにいられます。
また、もう一つ労務相談的な業務もあります。こちらはクライアントのお困りごとに対するダイレクトな解決なので、価値を見出せるのですが、
やはり社労士の端くれとしては「そもそも問題が起きないしなやかな組織づくりに尽力したいな」と思ったりもします。
まあ、きれいごとばかりではないことは十分承知の上で。
そんな、理想と現実をないまぜにしながら、クライアントに価値を感じてもらい、価値に見合ったフィーを得たいという毎日の中で
本日、期間限定の人事制度構築において、継続支援のご依頼をいただきました。
正直、制度は構築しつつも、まだまだこれといった目に見える成果を出せておらず、ゆえに自分の関与がクライアントにとって、どういう位置づけなのか測りかねていたときだったので
ジワっと嬉しかったです。
たぶん、私は得手不得手はある程度加味しつつも
人様の役に立った
と思える瞬間があるだけで、また走り続けることができるタイプの人間なのかもしれません。
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