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平成最初で最後のヨーロッパひとり旅行記⑤四日目、アメリの舞台にゆく。

さてさて、久方ぶりに旅行記を書きまする。
もう記憶が大分薄れているけど始めたことはちゃんと終わらせたいマン。

12/11~20の間、ヨーロッパへひとり旅へ行ってきました。これまで、4つ記事を書いておりますので気が向いたらそちらを読んでください。
話は続いておりませんので、このnoteだけを見ていただいても大丈夫です~

フランスはパリ、はずっと行ってみたい都市だったことあり、他2都市フランクフルトとバルセロナよりも1日長く時間をとっておりました。
と、いいつつ、移動時間のことを考えていなかったのでフリータイムはフランクフルトとそんな変わらずだったんだけど。

そんなこんなで、パリでは丸2日間自由に動ける日程だったのですが、その2日間というのは土日でした。

最近ではめっきり朝のニュースからご無沙汰していますが、パリでは黄色いベストデモが行われています。わたしが訪問していたときはちょうど活動が盛んな時期でした。
調べてみると土曜日に凱旋門やルーブル美術館のあるパリ中心地でのみ行われているようでした。
日本のニュースで見聞きしていると昼夜問わずパリ市街のどこでもデモをしているようだったけど、やっぱりちゃんと調べてみなくちゃいけないねえ。わたしはニュースや新聞をあまり見ないので、いつもLINEニュースに踊らされています。

というわけで、そのあたりに行くのはやめてモンマルトル地区へ行くことにしました。

現地にいる時にアップしたnoteにも書いたのですが、今回「旅すること」自体が目的だった中で、唯一必ず行こうと思っていたのが映画『アメリ』に登場した『カフェドゥムーラン』です。
そして『カフェドゥムーラン』をはじめ、他にも数多くのロケスポット擁し、映画の舞台となったのがモンマルトル地区でした。

ひとまずホテルで腹ごしらえ。
そういえばこの場ではあまり書いてなかったですがわたしは無類のパン好きでして、パリではパン屋さんに行くことも楽しみでした。なので、朝ごはんは控えめにこんな感じ。でも!このちっさいデニッシュが美味しいんですよ!フランクフルトとは大違い(おい)。

ホテルから遠くなかったので、歩いて地区のシンボルとなっているサンクレール寺院を目指して出発しました。
道路に面してカフェが多くて、フランクフルトとはぜんぜん違う~。ジャパニーズカー、プリウスも発見。

あっという間に寺院のふもとまで付きました。
更にちょっと登ると開けたところにでて、どうやら観光バスとかはそのあたりに止まるらしくそういう人がどっと増えて早速押し売りに近づかれました。


押し売りはガン無視して階段をのぼりますのぼります。
『アメリ』で、ニノがアメリの指示に従って登る階段です。階段いちだんいちだんはしんどくないけれど結構な勾配。
そうして頂上に到着です。パリ市街が一望できます。


やっぱり気持ちがいい~。バカは高いところが好きって言われるけど、わたしはバカだけど、もしバカじゃなかったとしても高いところが好きだったと思う。(混乱)

そしてこのあと、寺院の中へ。実ははじめての教会。
列に並んで入ると、その空間の大きさにあっけにとられてしまいました。

ずるずると流れていく列から逸れてしばし、ぼーっと。

ふと気づくとミサが始まるようで、誰でも参列(っていうのかな?参加っていうのかな?)して良さそうだったので、座ってその様子を見ることにしました。
はじめにシスターが入ってきて、しばらくして司祭様が入り、はじまり。
お言葉を述べられたり、聖歌を歌ったり。

ぜんっぜんキリスト教信仰してないし、もちろんぜんっぜん作法とかわからないから周りの人に適当に合わせたけど、すごくよかった。
熱心な人ももちろんいて、この場合で言うとイエス様のようなシンボルが心にいると強いのかなあって。
日本に帰っても礼拝とか参加してみようかなって感じました。(まだ行ってないけど)

と、さっくり割愛しましたがかれこれ1時間以上中にいました。(寺院の中はさほど大きくなく、5分程度で出られるところです)

外へ出てモンマルトルのごちゃごちゃの中へ~。
この時すでに13時とかでおなか空いていたんですが、あんまりいいお店を見つけられなく&街なかを歩くのが楽しくて、ひたすら歩きました。

ガイドブックに書いてあった通り似顔絵描きさんがいっぱいで、描いてもらっている人のを覗いたらなかなかすてきな絵もあって、いい思い出になるだろうなあと思いながらスルー。
そんなこんなしていたら一番賑わっているところを抜けてしまったので、カフェドゥムーランはお茶にしようと思っていたけど、お昼&お茶にしようと思ってそちらへ向かうことに。

すると!道中に素敵な雰囲気のパン屋さんを発見。

ちょうど前を歩いていた人が入っていったので、つられて入る。と、日本語の会話が聞こえた。このお店をやっている女性は日本の人でした。
置かれているパン、ケーキ、焼き菓子はどれもフランスのもので、周りのお客さんは地元の人々と思われました。
最初のパン屋さん、やはりここはクロワッサン。と、大好きなカヌレ、それに日持ちしそうな焼き菓子を買った。本当は色鮮やかなケーキも買いたかったけど、何時に帰るかも決めていなかったのでがまん。

そして、またパン屋さんに入った。(笑)
ちょっと調べておいたパン屋さんがこの近くにあって寄り道。バゲットが美味しいってことだったので、バゲットとパンオショコラ(中にチョコレートバーが入ったデニッシュ)を購入。
かなりの人気店のようで、フランス人男性がパッとやってきて1本バゲットだけ買って、その場でかじり始めながら店を出ていく姿が印象的だった。なおこの後、この光景はあらゆるパン屋で目にすることになる。

(写真は、翌朝ホテルの部屋にて、パンオショコラ(笑))

そんなこんなでもっていったエコバッグはパンだらけなのにわたしは空腹も空腹。ようやく「カフェドゥムーラン」に到着した。

やはり観光客が多く来るようで、店に入ると手厚いもてなし、日本語での挨拶を受けた。お店の作りはアメリ、で見たのとほぼ変わらず。「きゃ~~!!」って、誰かと一緒だったら言ってただろうなあ。
ご丁寧に英語のメニューを用意してくださったので、Beef tartare with french friとCream bruleeをオーダーした。

ビーフタルタルが生肉、まあ簡単にいえば洋風ユッケであることは了承していた。とにかく疲れていたのでお肉!が食べたくてオーダー。そして実はフレンチフライにも惹かれていた。
結論からいうといものほうが美味しかった。
そしてクリームブリュレ!!『アメリ』を観た人なら必ずオーダーするであろう。わたしもその一人。もちろん割ってから食べた。

映画では主人も店員も女性ばかりだったけど、こちらは店員はみな愛想のいい男性だった。わたしの対応をしてくれた人もそうで、チップが目当てなことはわかったけれど、それでもとても気持ちのいい接客をしてくれたので、ちゃんと最後にチップをわたした。

観光客が多いと書いたけれど、パリの人々も日常的に利用しているようだった。ひとりでふらっとやってきた青年はカウンターに陣取って、ワインを飲みのみ、新聞よみよみ、スパゲッティ的な何かを頬張っていた。

勇気を出して入って、本当に良かった。今度はビーフタルタルでも、クリームブリュレでもない、何かを食べにまたきたい。

この時点で大分お疲れ&満足、時間もいい時間だったので、まっすぐ宿へ戻ることにした。いったいどのくらい歩いたのかわからないくらい歩いたので、翌日はゆったりコースにしようと思うも、実際はこの日よりも歩くことになる。

そんな次の日のことは、また。
つづく。

この度は読んでくださって、ありがとうございます。 わたしの言葉がどこかにいるあなたへと届いていること、嬉しく思います。