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すこしだけ やさしく

2023年も早いもので2月に突入しまして。

この1月は、昨2022年4月以来連続していた「スペシャル旅行シーズン」がいったん終焉し、珍しく東京23区内のほかは、千葉と埼玉にほんのちょこっと出ただけで終わりました。まあ真冬で交通機関が乱れがちな時期でもあるし、先立つものにも限界があるので、良い休養期間とみるべきなのでしょう。春にはまた動き出しますし。

東京でも連日最低気温がマイナスを記録するなど、割にしっかりとした冬日和が続く今日この頃ですが、年末年始に買ったスグレモノトップ1のお陰で、外出時もさほどの寒さを感じずに済んでいます。

そのスグレモノとは「電熱ジャケット」です。ジャケットの内ポケットにあるUSBコードを市販のモバイルバッテリーに差し込みスイッチを入れると、背中に内蔵されたカイロが熱を帯びまして。そりゃあ暖かいの暖かくないのって(いや、暖かいんです…)

幼少期は冬でも太腿丸出し丈の半ズボンで外出してたくらい寒さには強かったはずなのに、歳を重ねるごとに弱くなり、ズボンの下にもタイツ必須ですし、さらにこの冬には電熱カイロに頼るようになってしまい、このあとどこまで冬が苦手になってしまうのか、ちょっと怖くもあります。

あ、ちなみに年末年始に買ったスグレモノトップ2と3は「色調が電球色に調整できる寝室用シーリングライト」と「厚さといい硬さといいバッチリで頭が動かない枕」です。それぞれ睡眠環境の改善につながる買い物でしたが、電熱ジャケットと合わせても合計2万円いかないって、インフレ基調の中、大したものですね。

さて、世の中といえば、ネットを中心にした今の世の中に蔓延る「強すぎる言葉」に筆者は違和感を抱いています。

政治・経済・社会・例の流行り病問題など、それぞれの個人にさまざまな角度からの意見があるのは当然ですし、それを表に出すことも、ソーシャルメディア全盛の今、有名人・無名人問わず盛んに行われるのは、基本的には良いことだと思います。現に筆者自身が綴っているこの文章がまさに「それ」ですし。

ただなんといいますか、意見があるにせよ言い方・書き方ってものはあるんじゃないのなあ?と思うようになってきました。これを「トーンポリシングじゃない?」と指摘されたらその通りなのですが、それでも今の筆者には、見聞きするのがつらく、心を折られそうになる「強すぎる言葉」が世の中に多すぎるのです。

筆者は先日、ソーシャルメディアのコアとして使っているTwitterの運用を見直し、時には他者の人権を侵害しかねないほどの「強すぎる言葉」が飛び交う界隈から少し距離をおき、トレンドも海外設定にして日本語空間に漂うイライラした言説をできる限り見なくて済むようにしました。

他のソーシャルメディア等でも、「これはちょっと言葉が過ぎるなあ」と思った書き込み等にはむやみに同意せず、やんわりと流したりスルーしたりすることが増えました。

で、ここまで書くと
「じゃあ、偉そうにご高説垂れてるお前さんはどうなんだい?」
という反応が出るのは当然のことですね。

もちろん、筆者自身としても「強すぎる言葉」をできるだけ使わないようにしていきたいと思い、少しづつ実践に移しているところです。なかなか難しいですけどね…

そうすることで、ただでさえテレビも持たず、新聞も購読せず、ラジオもニュースの時間帯は他局に切り替えている筆者は、世の中の最新ニュースからますます遠ざかりましたが、さほどの困り事もなく、かなり穏やかな心持ちになりました。

他者発のものにせよ、筆者自身発のものにせよ、「強すぎる言葉」は人の、なによりも筆者自身の心をしばしば傷つけて、抉ります。

いわゆる人格者といえる「自分に厳しく、他人にはやさしい」人間、生存競争勝者にありがちな「自分にも他人にも厳しい」人間のいずれも目指せないほど自分に甘い筆者。

せめて最悪の「自分にやさしく、他人に厳しい」状態に陥らず、ゆるりとした「自分にも他人にもやさしい」人間に近づくためには、この「強すぎる言葉」たちとの付き合い方の見直しがまず必須であるのだろうな、などと何となく考えています。

もうすぐ春ですね。

あたたかな季節のように、すこしだけ言葉をやさしくしてみませんか?

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