オカルト系の本紹介③「魔法使いの秘密の魔法箱」

皆さんごめんあそばせ。

オカルト本の紹介三回目です。多分誰もこの記事を読んではいないでしょう。虚しいですが、これが底辺ネット難民の現実です。張り切っていきましょう。

今回紹介するのは、マーリンブックスの「魔法使いの秘密の道具箱」という絵本みたいな本です。オカルト本なのか少し疑問ですが。

https://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E6%B3%95%E4%BD%BF%E3%81%84%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E9%81%93%E5%85%B7%E7%AE%B1-Gihyo-Merlin-books-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B3/dp/4774121134/ref=sr_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1543571370&sr=1-4&keywords=%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

何か題名子供臭くね?と感じられる人も多いでしょう。確かにこの本は子供向けに作られています。しかし、驚くことなかれ。この本に書かれている内容の密度が半端ないのです(全150ページ)。

この本は600歳を超えるある魔法使いが、そろそろ自分の知識を若者にでも授けてえわ、ということでこの本を書きました、という設定になっています。なので文章は彼の語り口調になっていて、どこか安心感が持てる文章です。

で、題名の通り、魔法の秘密箱に入れたいような魔法道具を人間のお前も作ってみようぞという感じで、魔法道具の作り方がこれでもかというほど載っています。

まあ、小学生くらいの子が遊びやパーティーで楽しむくらいのものではありますが、子供時代にこの本を読んで活用すれば、とても良い遊びになりますし、感性や想像力が豊かな子供になりそうです。自分自身、小学生(中高生くらいにもこっそり図書館から借りてた)時代にこれを読んで、本当にワクワクしていたのを覚えています。また、お菓子の作り方も載っていたり、アレンジすれば大人がハロウィンを楽しむ時などに使えそうなものもあるので、決して馬鹿にはできません。

そいで、御歳600歳以上の著者の魔法にまつわる話がマジで興味深いものばかりなのです。ネタバレしたくないので書きませんが(内容が濃いので引用するのが面倒くさい)、どこからこんな情報を得ているのか、という知らない話ばかりなのです。やっぱ600歳には叶いませんな。

目次を載せておくと、
1魔法使いの服装と持ち物
2魔法使いの道具
3魔法使いの植物学
4魔法使いの動物学
5魔法使いの書物
6魔法使いの天文学
7魔法使いの錬金術
8魔法使いの楽しみ
という構成になっています。

この本で作られる魔法道具をほんの一部取り上げると、魔法使いのローブや帽子、魔法の絨毯、食虫植物のテラリウム、魔法使いの薬の材料、羽ペン、星座投影機、フェニックスの灰、ドラゴン模様の箱などなど、盛りだくさんです。

この本を読んで魔法の世界の知識を学び、それに関連した魔法道具も作れるなんて、子供だけでなく大人も童心に帰って楽しめるはず・・・。

また、本の装丁もすばらしい。綿を入れてあるようなふかふかした質感の表紙で、この本には何やらたくさんの魔法が詰め込まれてあるぞ、と言わんばかりの分厚さも魅力です。そして表紙の絵も見ているとワクワクするようなイラスト。ちなみに中身の絵も表紙絵と同じテイストで、どこのページも見てもカラフルでワクワクを刺激する素敵なイラストが盛り込まれています。

私はこのイラストが好き過ぎて、中学時代にノートをそんな風にカラフルにしたいと思って、学校に色鉛筆を持ち込んだこともありました。しかしそれを見た現実主義者の同級生から、「授業中にそんなの描く時間なくない?」と正当な意見を言われ、あえなく断念したという思い出があります。

ちなみにこの本のシリーズはマーリンブックスという三部作で、「魔法使いの秘密の道具箱」の他に、「魔法使いのびっくりマジック」「魔法使いの秘密パーティー―魔法の世界を作って、みんなで遊ぼう 魔法使いが教える、パーティーの開き方」があります。これらの本も読みましたが傑作です。

マーリンブックスシリーズとは、マーリンという魔法使いが使う魔法のように、読者の感性や魅力を引き出すことを目標にしたシリーズだそうです。マーリンとは5〜6世紀のイギリスで、アーサー王を知恵と魔法の力で助けたと言われる、魔法使いの名前です。ストーンヘンジもケルトの伝説ではマーリンが作ったのだとか。真相は不明ですが、イギリスでは偉大な魔法使いのようです。

ハリー・ポッターでも、ロンの父親の名前が「アーサー」だったり、ダンブルドア校長もマーリン勲章勲一等という賞をもらっていますね。

とにかく、魔法やワクワクするものが好きな子供心を思い出させてくれる本であることは間違いないです。ちなみに私はAmazon先輩から中古で買いましたが、今買おうとすると何千円して、とてもじゃありませんが手を出しにくい値段になっています。

読みたい人は、図書館の児童書コーナーにあるかもしれないので、大人の方の場合は勇気を出して子供にまぎれて借りてみましょう。

今度、この本で作れるものを作ってみようかなとも思っています。作ったらまたnote書くのでお願いします。

それじゃ、ごきげんよう。

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