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食べている姿をずっと見ていたいと思う人がいます。

おいしそうに、本当においしそうにものを食べる人って、とても人を幸せにする。

高畑充希さんは、ケンタッキーのコマーシャルでもおいしそうにお肉にかぶりついていて、見ていて幸せ。全然いやじゃない。「忘却のサチコ」は毎回食べている姿を見ているようなものだった。

綾瀬はるかさんが、おすしを口いっぱいにいれたり、たまごかけご飯を口にいれる姿もしあわせになる。

ふっくらした唇がポイントなのだと思っていた。

でも、孤独のグルメをみていて思ったけど、松重豊さんは唇が薄いのにとてもおいしそうに食べる。美しく豪快にかつ繊細に、食べ続ける。

なかなか贅沢なランチを毎回召し上がっているのだが、これがまた、たまにはいいよね~!と思わせてくれる。

「おいしそうに食べる」というのは、「きれいに食べる」ということがまず条件のように思う。

みなさん、とてもきれいに箸を使い、口元まで運ぶ。口に入れたあとのきゅっと結んで咀嚼する感じが美しい。

わたしは人がモノを食べる姿というのがもともと好きではないので、なおさら美しい食べ方には見惚れてしまう。

わたしも美しくものを食べたい。こどもたちもそうあってほしい。家族が食べたあとのテーブルの地獄のような汚さを見ていつも願う。

ところで、わたしの中に「おいしそうに食べる人」の不動の一位が存在している。

小島奈津子アナウンサー。

朝番組で、パン屋さんを紹介するコーナーをやっていらっしゃった。その中で必ずいくつか試食をするのだが、そんなに大きくはないお口に、がばーっとパンが入っていく。ちぎって食べたりかぶりついたりするのだが、どの食べ方をしても見事にパンは消えていき、もぐもぐもぐとされていた。そしてまたしゃべるのだが、その一連の動作が、とてつもなく明るく爽やかで軽やかで、そしておいしそう~~なのである。水トアナウンサーもおいしそうに食べるのだが、ごめんなさい。小島アナウンサーが不動の一位。欠かさずに見ていたのは、ひとえに食の意欲があまりわかない朝に、めいっぱいおいしそうに食べてくれるのを見て、満足できるからだった。

本当に元気の出るコーナーだった。

またパンを食べる姿をみたいなと思う。どうしているのかなと思ったらちゃんとインスタグラムの中にいらっしゃった。今もとてもかわいらしいですね。うれしいな。





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