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「年を重ねる」ということ。シンプルすぎる題名だけれど、それ以外言いようがない。

昨日、加藤登紀子さんのステージを拝見拝聴した。これです。

シンプルな舞台の上で、1時間ほど中村哲さんのことを話し、そして1時間ほど歌われた。


加藤登紀子さん。御年75歳。

人生第四幕目に入った、と嬉しそうにおっしゃった。

0~25歳が第一幕。

26~50が第二幕。

51~74が第三幕。

75以降が第四幕。

第一から第三があっての第四幕。

総決算をするそうだ。

思えば獄中結婚するくらいの情熱のお方。

やっと歌う許可をオノヨーコ事務所から得たという曲。

「imagine」を聞いた。

活舌やビブラートなどの技術的なものは、

もしかしたら若い時のほうが聞きやすかったかもしれないけれど

いろいろと日々暮らしてきたさまざまことが自然と音楽に乗っててくる。

いいなあ。


このところ、諸先輩方といろいろと物事をやることが多く

年を重ねるって本当にいいなと思うことが多い。


今日は、フラットガーデン。毎週金曜日にある「縫い物カフェ」に行く。


大雨だしどうせ誰も来ないだろうと思って、

いつものオーバーオール姿でざくざくした洋服。完全油断して出かけた。

そしたら、やってくるやってくる。

どうしたどうしたどうしたどうした。皆さん、私より元気がある。

そして、90歳ミチコさんがわたしのオーバーオールに目を付けた。

「これ、いいわねえ」

ミチコさんより年下だけれど私よりも年上のかねこさんも、

着るとおっしゃる。

そしてそこにいた数名の女性方がいきなりオーバーオールを

購入することになったのだった。

すごい・・・。

わたしを入れたら平均年齢70歳以上になるやもしれん方々が

(暗に、わたしが平均年齢を下げた、と主張している)オーバーオールを着る。

ミチコさんは、手をグーにして胸の前でゆさゆさ揺らしながら、

「ねえ、すっごく楽しみ!下に何を着ようかしら。

ほんっとに楽しみよ!90歳でオーバーオールなんて

みんな頭のおかしいおばあちゃんって思うかしら。

ねえ。もう注文した?来週来るの?」

と、何回も聞いてくる。

かわいすぎる。

わたしはこういう90歳になりたい。そこまで生きるならば。

服と言えば

人形劇公演でご一緒した、これまた妙齢の島村艶子さん。

本番前に、普段着にさっと着物を羽織られた。
これぞ、貫禄。風格。。

こ超絶かっこよかった。

わたしがやっても、ちょっと違う。

さらっと着る。

すごい。



ちなみに、オノヨーコさんはわたしと同じ誕生日。

オノヨーコさんは89歳。

どのように暮らしていらっしゃるのだろう。

人生の第四幕を楽しく生き生きと過ごされていたら

とてもうれしい。

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