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今日引っ越して実家に帰りました。

 こんにちは、奴衣くるみです。

 超久しぶりです。

 書くのが面倒になったので長らく書いてなかったんですけど、どうしても書きたくなって久しぶりにnote投稿しようと思います。


 noteに上げてなかった間にも活動はしていました。

 横山黎さんの共同創作企画に参加したり文学フリマに参加したり、自分の小説も書いたりしていました。

 多くの経験をさせて頂いてとてもありがたい日々でした。

 今後も横山黎さんに協力は惜しみませんが、創作関係以外の話をここではしようと思います。


大学を休学

 自分は小説を読んだり書いたりするのが趣味ですが、数学の問題を解くことも趣味なんです。

 それで大学は理系の学部に進みました。コンピュータ関連です。

 しかし大学の勉強は苦痛でしかありませんでした。

 運悪くコロナの年に入学したせいでオンライン授業で幕を開け、今でも半分くらいはオンライン授業が残っています。

 私個人としてはオンライン授業自体が悪いとは思っておらず、楽な面も多少あったのである面では良かったとも思ってますが、やっぱり対面と比べて友達を作りづらいのが私には大きな問題でした。

 コミュ障で人と仲良くなりにくいのに人と接する機会がほとんどな無くなってしまいました。

 入学したてのときは高校の同級生とYouTubeをやりたいと思っていた(結局発展できず)のでサークル・部活には入らず、ただ孤独な戦いが幕を開けました。

 そして次第に勉強することに楽しさを見出すことが出来なくなりました。

 高校までは新しい知識を得ることに喜びを感じ、難しい問題を解いたときの爽快感がたまらなく好きで、特に大好きだった数学をひたすらやっていました。

 しかし大学では一回もそれを感じることがありませんでした。

 何一つ、感じませんでした。

 悩みに悩んで親にこのことを打ち明け、9月の終わり頃休学を決意しました。

 このときの家族会議の内容も機会があったら話すかもしれませんね。


家を引き払う

 ここからが本題なわけで私が書きたい話なんですが。

 大学を休学するにあたり、大学近くに借りていたアパートを引き払うことにしました。だって通わないのに借りてるのはお金もったいないですし。

 そして今日引っ越しの日でした。


 面倒くさがりな私はアパート解約の手続きを後回しにし、11月30日に引き渡す予定(家族の中では)だったのに10月31日に不動産屋に解約の通知をしました。

 不動産屋は問題なく承諾してくれました。何度か不動産屋のゆるさのせいで困ったことになったけど、このときはこのゆるさに救われました。

 そして11月になって月末に引き渡すことが正式に決定したのにもかかわらず、私は面倒くさがって2週間前まで何も行動しませんでした。

 先々週漸く手続きや片付けや掃除を始めました。Mリーグ見ながらでしたが笑笑。(この半年で麻雀にハマったこともいつか話さないといけませんね……)

 親友に手伝いに来てもらったり、親にも来てもらったりして荷物をまとめて掃除をしました。

 段ボールを積み重ね、片付いた部屋。それを見てもまだ引っ越す実感が湧きませんでした。

 そして今日のお昼に引っ越し業者が来て段ボールたちを運んでいきました。

 何もない部屋に戻りました。一昨年の春に初めて訪れて以来の姿を目の当たりにしました。

 そのとき、初めて内見に来た日のことを思い出しました。


初めて内見に来た日

 私はもともと今の大学を志望していませんでした。もっと上の私立理系を目指していました。

 しかし超絶面倒くさがりな私はあまり勉強に集中できず、模試の段階でかなり厳しく、センターもこけ、私立の最初に受けた一般入試でも手ごたえがありませんでした。

 そこで親がある大学を見つけてきます。私はセンター試験で社会を受けなかったのですが、国公立で社会がいらない大学を見つけ出してくれました。

 ここならワンチャン……! と思い急いで願書を取り寄せて出願しました。

 2月の頭の出来事でした。

 無事合格できたはいいものの、その大学についてあまり詳しくありませんでした。それでもそこしか受からなかったからそこに行くしかありませんでした。

 実家からも通えなくはない距離でしたが、一人立ちさせたい親の意向もあり一人暮らしを始めることになりました。

 不動産屋にアパート探しに行き、最初に駅の近くの家を内見に行きました。

 綺麗な家で風呂トイレ別ロフト付き、駅から徒歩5分、家賃までは覚えてないですけどそこそこ安かった気がします。

 ここでも良かった、というか正直こっちの方がよかった気がするけれど、次の内見に行きました。

 理由は日当たりが悪かったこと、周りと比べて低く浸水したら絶対家まで入ってくるところ、裏が崖なところ。

 そして次に内見した部屋が今日まで住んでいた部屋です。

 この部屋のいいところは日当たりがいいところ。2階の角部屋で南向きと東向きに窓がある。

 それだけ。

 何故か憧れていたロフトもあるけど梯子が不安定、ユニットバス、洗濯機はベランダ、駅から徒歩12分、最寄りのスーパーまで徒歩15分……。

 そのほかにも欠点は多々ありました。

 でも当時の私は面倒くさいと思ってしまいました。これ以上回っても疲れるな、なんて思ってました。

 なんで1件目の方にしなかったんだろうって今でも思います笑。でもこのときの私は日当たりのよさに惹かれてしまいました笑。


 面倒くさいとマイナスな気持ちも混じっていましたが、それ以上に大学生活が楽しみだったんでしょう。早く決めて準備を始めたいという気持ちが逸ったのかもしれませんね。

 初めて内見に来た日はこれから始まる大学生活に希望や憬れをもっていました。

 社会に羽ばたくための準備期間。たくさん勉強してスキルを磨いて活躍できる人材に育っていく未来を夢見ていました。


 その夢からあまりに遠い現実に辿り着いてしまった、あの頃の自分を大きく裏切ってしまったと何もない部屋を再び見ることになって深い虚無感に包まれました。


何を為せたのか

 この2年半にあの家で私は何を為せたのでしょう。

 勉強もできず、友人も作れず、小説も完成せず、この2年半私は何をしていたんだろう。

 何もできなかった、そう思わざるを得ません。

 思い返せば怠惰な毎日でした。

 面倒くさがりな私は2年間ロフトにある布団では寝ずに椅子で寝ていました。

 スーパーが遠くで買いに行くのが面倒で自炊をほとんどしませんでした。

 家に客が来ない限りごみ捨てをサボりました。


 今は実家で文章を書いてあの家でのことを思い返しています。

 そしてこれからもそういう怠惰な生活を繰り返すんだと思います。

 ここまでくるとそれが私の個性かなと見当違いなことを考えてしまいます。


 何を為せたのか。その答えはいつまでも藪の中。

 親友の横山黎は「間違いを正解にしていく」生き方をしていますが、私にはできないと確信づいた一日でした。



追伸
結構暗めのエンディングだけれど、相も変わらずのんびりーと好きなことだけして生きていこーと思ってますのでよろしくお願いします。


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