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祝・必殺シリーズ50周年!【仕掛人梅安・緒形拳】

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The beginning of the legend
21 x 29.7 cm
Japanese pigment on paper

必殺シリーズ50周年!
伝説はこの緒形拳演じる鍼師・藤枝梅安から始まりました。
1972年9月2日。
池波正太郎原作『仕掛人・梅安』を深作欣二監督でTVドラマ化。
原作とは異なる点も多いですが、スタイリッシュな演出とカメラワーク、あの有名なテーマ曲の誕生は日本に激震が走った瞬間でした。
 
当時はまだテレビ時代劇がはじまったばかり。
先立って市川崑監督で始まったTV時代劇「木枯し紋次郎」の対抗馬として必殺が始まり、映画ファンにとっては涙ものの嬉しいバトルだったようです。
 
その後1987年まで「○○人」シリーズは30も続き、1992年に一度復活。そこでいわゆるかつての必殺は終わりました。
 
放送終了して30年も経つにも関わらず、いまでも毎日、必殺ファンは熱く語りあっています。
いわゆる王道の東映などの勧善懲悪ものとは気色の違う、ピカレスクでカルト的人気を誇る時代劇。
 
私が絵を描くきっかけになったのは、シリーズ23作目の「必殺仕事人V」に登場した、組紐屋の竜、花屋の政との出逢いです。
梅安の「刺しモノ」系の技を引き継いだのは、花屋の政。
 
政と竜が、この偉大なキャラクター、梅安の系譜に連なることがとても嬉しいです。
50周年の節目に、自分が必殺ファンでいられたことを光栄に思います。

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