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スウェーデンの高校生って.....新学期編

新学期はどの国でも学生たちにとって特別な瞬間であろう。スウェーデンでは新学期は8月中旬から下旬に始まり、6月の中旬に終わる。

8月に高校1年生となった娘が先日、友達が通う高校の『Inspark』へ行く、というので初めて知った『Inspark』。これは、各高校主催の 『Inspark (ゴールキック)』と呼ばれるパーティーのことで、新入生同士が親睦を深め、学校生活が楽しくなるような目的で行われている。新入生歓迎会と言ったところか。

250kr(約3300円)と決して安くはない入場券を事前購入し、時間帯は夜の20ー24時。場所はいわゆるナイトクラブを借り切り。ドラッグ、喫煙禁止となっており、警備が見回っているということらしく、学生の安全を確保するための対策が取られているようだ。
娘は気合を入れて化粧やネイル、アクセサリー、香水と身につけられるものを全部付けて出かけていった。夜24時はさすがに遅いのではないかと思ったものの、友人達と一緒ということで、この日は特別許可を出す。

自由さを与えるということは同時に責任を与えることになる。親としてはなかなか難しいところである。

しかし私の高校時代はなんて窮屈だったんだろう。。。スカートの長さとか髪の色とか、爪の長さ検査、カラオケボックス禁止まであったことを思うと、もうほとんど人権侵害?と思えてきた。こそこそと校則に反することはやり、罰せられそうにもなったが、それでも繰り返し上手に反することをやった。同時に大人に嘘をつくことにもなった。過剰な制約はやはりどうかと思う。娘には嘘をつかれたくない。とは言えきっとつかれると思うが。もうつかれているかな。

先週には学校の懇談会が行われた。私が持つ日本の校舎のイメージとは全く異なり、一部ガラス張り、黒い壁のモダンな小さめオフィスビルといった感じの建物で、一階は普通のレストランとなっていた。学校の食堂ではない。2階から上階が教室になっていた。
教室に案内されて全面窓からの眺めが素晴らしいのである。ストックホルム東側にあるメーラレン湖から西のバルト海につながる水路を、大型客船や個人のボートが通っていくのが見えた。青空の下、太陽の光が水面にキラキラと反射していて、お茶でも飲みながらまったりとしていたいと思ってしまうような癒し空間だった。

学校生活がさらに充実していくことを期待している。

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