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無意識に囚われていた過去の足枷

「なんで休学したの?」
「なんでそんなことしてるの?」
「ちゃんと学校行きな」
「なんでわざわざ新潟に来たの?」
「それ大丈夫?怪しいやつじゃない?」



新潟に来てから早三年。

これらは新潟に来てから自分が浴びてきた、周りの皆さんの素直な疑問の声です。

今回はそれらに対する答えの一つが分かってきたので、そのことについて書いていきたいと思います。



西野亮廣エンタメ研究所での初参加オフ会

自分でも疑問だった新潟での行動


まず大前提として前述したような疑問を持つとかぶつけられるのが悪いということではありません。


一般的な学生とは違う行動をとっていたらそう思われ、言われるのも当然のことでしょう。


ただ、今まではその声に対して答えることができませんでした。


自分でも何をしてるかよく分からない。
なぜこんな行動をとるのか分からない。
何かしたいことがあるわけでも、目標があるわけでもない。


そんな気持ちの自分が、今やってることの明確な答えを求められても答えられるはずがないですよね。



でも、そんなふわふわした状況のなか一つはっきりしていたのは、「普通に学生生活を送るのは間違ってる」という感覚でした。



かわいいかわいい高校時代

過去を見るか未来を見るか


なぜ普通の学生生活を送ることが間違いなのか。

これは世間一般的にもそうだよねということではなく、自分に限っては確実に間違えだよねということです。



そもそも自分は、学生生活を送るために新潟に来たわけではありませんでした。


2020年コロナ真っ只中に東京の八王子というところから新潟にやってきたわけですが、「大学で新潟に来た」というのは完全にカモフラージュで「東京から出たかった」というのが本音です。


この意識は新潟に来る前、もっと言えば受験期の11月くらいから持っていて、休学と退学という選択肢は入学する前からありました。



じゃあなんでわざわざ東京から出たかったのかというところですが、ちゃんと理解してもらうには自分の過去から話す必要があります。


結論から言うと、東京から出たかった理由は「過去の自分を変えたかった」からです。



自分は小中高といわゆるいじられキャラとして過ごしており、そのおかげで仲良くなれる人もいて割と友達は多かったと思います。


しかし反面、今考えれば「いや、それはいじめだろ」みたいなこともまあまあありました。


その影響からか、ネガティブな感情を自分で押し殺し、消化する癖がついていて、代わりに仲良くしてくれてた友達のところへある意味逃げるという行動をとるのが普通になってました。


運良く逃げ場はあったので引きこもりや自殺というような選択は取らずに済みましたが、
自分の負の感情を自覚することがないのでとりあえずネガティブなことから脳死で、何も考えず逃げる体に成長し続けました。


そんなことを繰り返していたら、相手の機嫌を取って、自分の嫌だという感情は押し殺し、仲良い人のところへ逃げるという、その場しのぎをする方が楽になっていくんです。

すると出来上がるのは、
自己主張せず、とりあえずニコニコしてるだけで、何も考えてなく、やれと言われたことはやる、いわゆる「いい人」です。


今考えればこれは全て偽りの自分なのですが、中途半端に逃げ場があるので、自分自身も偽ってることに気づきませんでした。


ただ、受験期の11月くらいに漠然と「これは嫌だな」という気持ちが出てきました。

そして東京から出ることを決めます。

もちろん、親含め誰にも相談はしませんでした。

止められたら...
周りにどう思われるか...

そんな感情を持っていたので。



ここまで読んでいただいてお気づきの方もいるかもしれませんが、自分は新潟に輝かしい未来を思い描いて来たわけではないんです。


むしろ逆で、漠然と過去の自分が嫌になって、一回知ってる人が誰もいないところで自分で考えて行動してみようと思ったのがスタートです。


だから、言い方はすごく悪いですが、最初に書いたような質問に答えられるわけがないんですね。


それに答えられるんだったら東京から出る必要はないので。



でも、当然周りの人は未来について聞いてくるので、自分も頑張って未来的な答え方をしようとしますが、そもそも自分の行動がその答えと一致しないので、結果的に「ふわふわしたやつだな」「あの子大丈夫?」みたいに思われてしまっていたのでしょう。


もちろん答えられない自分に責任はありますが、そういう疑問を周りが抱くのは間違いではないし、自分が答えられないのも当然なので、そこに対していま思うことはありません。



何でも屋in石本商店

新潟での行動


そんなこんなで東京を出るわけですが、まあ当然何していいか分からなくなります。

そこで一旦SNSを全て始めてみて、特にTwitterで交流をし、実際にお会いすることもありました。


新潟に来て2ヶ月目の5月には六本木に行って500万くらい借金しようとしてましたね。(ハハ...)


ほぼ同時期にオンラインサロンが盛り上がってきたので、安くて面白そうだった西野亮廣さんのオンラインサロンに入り、
サロンメンバーさんと交流する日々が始まります。


飲み会に参加して、そこでもらった助言通り「何でも屋」を始め、新潟全域を転々としていましたね。


そこからの繋がりで車が確保できたり、大学のちょっとイカれたタイプの人たちと出会えたり、新潟の色々な企業にお邪魔できたり、そして今は(株)新潟家守舎のインターン生としてより実践的なことを経験させてもらっています。


その間には、マクドナルドでバイトして同世代の人と交流ができたり、そこで自分の素が出せる友達ができたり、隅々まで相談できるような親友ができたりしました。


その過程では間違いなく失礼なことも多かったし、もっと早く見捨てられててもおかしくないよなみたいなこともありました。


でも、本当に色々な経験をさせてもらって、成長できたなと感じています。



家守舎合宿にて自己PR

自分の弱みと自己肯定感の繋がり


じゃあ、さっきから「分かった」とか「変わった」とか言ってるけど、具体的にどう変わったの?というところが気になる頃でしょう。



結論から言うと自分が変われたと感じるのは、
①自分の弱みを自覚できた
②行動の軸が自分主体になった

の二点です。


まずは、色々な経験や話し合いなどからトライアンドエラーを繰り返し、
自分はここが弱くて、これは直したほうがいいところなんだなというのを自覚、言語化できるようになりました。

それは主に前述した通り、
「相手の機嫌を伺う」「ネガティブなことから逃避する癖がある」
とあうところです。


どちらも無意識的な癖に近いので、意識できるようになるまでは大変でした。

相手の機嫌をとる(不機嫌にさせない)=相手が求めることではない
というのを意識しながら、怖いけど相手が求めてそうなことを自分なりに考えて行動してみる。

もちろん違うこともあるけど、割と当たってたりするからそれが自信に繋がる。

そしてその行動を、「恐怖」を「成長痛」と捉えながらひたすら繰り返す。

そうやってだんだんと意識できるようになりました。


ネガティブなことからの逃避癖を意識できるようになったのも同じようなことの繰り返しです。

これは耐えなきゃいけない苦痛だなみたいなものと、逃げていい苦痛を正確に分別していく作業です。



もちろんこれは1人でできたものではなくて、ひたすらずっと相談してた友達がいました。

「これこうなんだけどこう?」みたいな。


そういう期間をしばらく過ごしていると、急に自分の弱みがはっきりと自覚できました。


そしてそれと同時に自分の行動に自信と責任が持てるようになり、
行動の軸が「他人主体」から「自分主体」に変わります。


さらに自分主導の行動を繰り返していると、自己肯定感も上がり、今まで弱みだと思ってたことが強みになると捉えられるようにもなりました。



自分の弱みを自覚し、改善し、自信と責任を持った行動を繰り返していたら、自己肯定感が上がったんです。


ここまできてやっと、「東京から出た目的」がほぼ達成されました。


そして感覚的には、過去の足枷が外れてやっと前進する権利を与えられたという印象です。




これから何をする?


やっと前が向けるようになったのであれば、次は未来の話ですよね。


まずは学校に戻ります。

最初は飲み込まれるのが怖くて学校から逃げましたが、周りの雰囲気に飲み込まれない自信と行動の軸ができたので、ちゃんと自分の意思で戻ります。

あとは、周りに合わせたとは言っても自分で始めたゲームなのでクリアしとかないとなとも。



そしてもう一つ。

「新潟で1番大きいイベントを開く」

です。


これはインターンでイベント運営などをさせてもらったり、自分でお祝い会などの幹事の経験から、
組み立てたりする作業好きだなと感じたのが一つ。


そして、新潟に来てからずっと言っている「楽しい空間を自分で作りたい」という思いが実現できるのではとも思ったからです。



これからはこのイベントを開くという軸を中心に、色んなことをしていくでしょう。


すでにいくつかイベント企画は進んでいて、あとはひたすら実行していくだけです。



ここまで時間をかけたことを無駄にはしたくないし、せっかくスタートラインに立つ権利をもらったので、
なんとしてでもゴールまで辿り着きます。



もちろん、自分の弱いところが完全に治ったわけではないし、まだまだな部分も多いです。

しかし、ここからがスタートだと思っています。

長い準備運動は終わったので、あとは走ります。


随時その報告なども書いていきますので、見守っていただけたらすごく、すごく嬉しいです。




長々とお付き合いいただきありがとうございました。

そして、もう少し僕のゲームにお付き合いください。





ではまた。

読んでいただきありがとうございます! サポート分は全額「出店・イベント関係」に当てさせていただきます! これからも応援していただけるよう、活動量を上げて、内容の濃い記事を書けるように頑張ります!!