袖振り合うも他生の縁
先日、開設したものの手が回っていない別アカウントのほうでお見かけした「三浦編集室」さん。石見銀山大森町の暮らしを伝えるローカルフリーペーパーを発行されているそうで、興味が湧いて読んでいたら群言堂さんと知る。
どこかで聞いたことがある。そうだ、以前にデザイナーさんに同行させていただいた先で、クライアントさまが群言堂さんが素敵でね、と連呼していらしたからだ。
ここ掘れワンワンと頭上から示されるようにWebサイトを掘り進めていくと
「根のある暮らし」というゲスト記事が目に留まった。
ドストライクなタイトル。
そして近頃、旧今津郵便局(ヴォーリズ建築)の卒業記念撮影会でお世話になったカメラマンさんも寄稿しておられていたことも知る。
そんなこんなで、勝手に親近感が湧いて、群言堂さんの拠点である島根県大田市大森町の土の匂い、風を感じたくなり三浦編集長が発行しておられるフリーペーパーを年間購読することに。
届きました。
いいなぁ大きい紙面。紙質。
縁あって群言堂に関わる人々の魅力がとてもよく分かり、大森町の人や暮らし、時の流れの一部を感じる紙面でした。
パレッターズ-いろとりどり高島-は高島に根を下ろして活躍する女性が取材対象ですが、いつか違う機会に、垣根を取っ払って高島に暮らすディープで面白い人たちを訪ね歩きたいなぁ。高島へ一度は訪ねてみたいと言われるまで。いや、住みたいと言われるまで。
この紙面を迎えて、そんな気持ちが強まりました。高島名鑑なるもの、いつか。
県外から高島へ嫁いだ人を、兵庫出身の私の実感を交えてこう例える。
「嫁が歩けば知人に当たる」と。
自分は知らなくても、名前を明かせば向こうはどの親戚筋か分かるってくらい繋がり合ってる地域。
なので、高島ですれ違った人は何かしら見えないところで繋がっていたりを感じる。様々な人との関わりからいただくご縁。
この紙面とのご縁もそうと言える。でなくても、遅かれ早かれ、もしくは知らないままにでも手に取っただろう魅力的なフリーペーパー。だけど、高島から色々と繋がりがあると知ると高島フリークな私はそれだけで、目に見えない地中に埋もれたスペクタクルに、思わずにやけてしまうのだ。
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