世界から私が消えた話
目が覚めると世界から私が消えた。
私が消えたくて世界から逃げ出した訳ではなく、世界の異物として突然排出されたので、どちらかと言うと被害者です。
消える前に私は消えても文句は言わないよ同意書にサインをしたけど、具体的にいつ消えるか知らされていないので急に自分が存在しない事に気づいて少し焦りました。
今年の秋は異様に寒く、まだ10月なのに既にコートとニットワンピを段ボールから引っ張り出さないと凍え死ぬ気温になった。
17時になるとすっかりと暗くなる空、午前中に活動できない人種にとっては深夜アニメより短く感じる日々。
いいなと思ったら応援しよう!
70億分の1の私を見つけてくれてありがとう。