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雨の音聴かせてくれたお礼に

正直何が言いたかったかよく分からなかった。
なんとなく嬉しかった。

写真を撮ることは好きだし止められないと思うけど最近は撮れる気がしない。
倦怠期なのか、離婚すべきなのかはわたし次第だけど、しばらく距離置きたいかな。
もういいかなって、
結果がどうであれ、不完全燃焼だとしても、なんなら納得いかないところだらけ……
しばらくはいいかな。
距離を置いた方がお互いの関係が良くなることもあるじゃん。

褒められるのはすき、贔屓なく褒められるのもっとすき、理由もなく直感的に褒められるのが一番すき。嫉妬も、愛も、孤独も、憤怒も、全部生きている証拠、全部エネルギー源。わたしは毎日死ぬことを考えてるけど、それを考えるのが楽しいから、自分にとって有意義なことだから考えてる気がするよ。
つまり自分が望んだ現実。

わたしはあの人の何が気に食わないんだろうって考えてた時、やはり一番は自分と似たようなところが多過ぎるからだと思う。同族嫌悪がいちばん怖いの。理解されないことはよく分かった、君は君のままでいい。ただわたしの、自分に対しての怒りの、八つ当たりを受け止めて欲しい。受け止めてくれないとバランスが崩壊して全てがパラパラなチャーハンみたいになる。
受け入れなくていい、理解しなくていい、ただ側にいて、話を聞いて、わたしを怒らせて、不条理まで愛して。

こんなにわがままになったのも全部君のせいだよ。

ちゃんと言えるようになったのも、文字にしようと思ったのも、他人と自分を客観的見ようとするのも…
喧嘩もしてないのに鼻水たらしながら大声で泣いたのも君のせい。
君があまりにもわたしに甘くて、自分に優しくないから。

ねえ、
どうして自分にはもっと優しくできないのかな。
と聞こうとしてたけど多分答えは分かってる。だってわたしも一緒。だから今日は一緒に雨の音を聴いていたと思うの。

わたしは自分の気持ちがよく分からない、
君という人間に惚れたのか、
君が作り出したキャラに惚れたのか、
君がわたしを理解してくれたから惚れたのか、
もしくはただ寂しかった時にたまたまそこに居たから惚れただけなのか……

別に理由もきっかけもどうでもいい。大事だけど、どうでもいいの。いちご大福についている白い粉ほどどうでもいいの。とりあえず書いてみた比喩ほどどうでもいいの。

わたしは未だにわたしをよく知らない。
だから写真も撮るし、よく分からない文字も残す。

また君に大すきって言われたい。

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