紅色が似合う君にどんな唄を捧げよう
生きている。
君と一緒にいると、生きている実感がするの。
翌日の脱力感、
わたしは虚無の中で生きていきたい。
眩しい光と暗闇の中で出口を探索する旅人、
どこに居ても果てがみえない空間の中、
一人ぼっちで、
絶対に存在するはずの出口を…
ジャスミンとミントの匂いと、
夏休みのプールと暑苦しい温室の空気、
全てに生を感じる。
じわじわと、
削られた体と心は、
綺麗な形になり、残されたカスは風に吹かれてどこかへ飛んでいく。
あわよくば海までいけるかな、
お花畑まで飛べるかな、
ちゃんとバラバラになってくれたかな…
お花の妖精かと思った、
触ると花弁がポロッと落ちてきそうな、
だけど火焔の中でいちばん鮮やかで
凛としたお花の妖精。
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