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実家という概念について

初めて本当に実家を感じた

ただいま

の感覚が分からなかった

自分を受け入れてくれる場所
自分の帰りを待っている人しかいない場所なんて

どこにも無いと思ってた

父も母も歳をとった

切ないけど、
歳をとると人は優しくなるそうだ
実際2人は優しくなるタイプだ

10何年ぶりに母と同じ部屋で寝てみた

慣れないけど妙に安心する

情けない自分でごめんなさいと
謝りたくなる

年に1週間しか会えないのはやはり寂しい
喧嘩しながらも時々会うのが家族というものだ

自分にとって1番大事なものは

仕事でも恋愛でもお金でもないようだ

みんなが幸せなら
わたしも幸せだ

ひとりぼっちじゃないから
より寂しくなる

うるさい夜が
恋しくなる

一人の帰り道は暗い
帰ってもおかえりを言ってくれる人がいない

いやだ

わたしはみんなで、
みんなで鍋を囲いたい
いやいや言いながら雪かきしたい
必要とされたい
かけがえのない存在だと、
思ってくれる人たちと一緒にクリスマスを過ごしたい

もう一人はいやだ

もう一人じゃない…

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