エントリーシート ガクチカ編

1. はじめに

 続いて、ガクチカの書き方について書いていきます。ガクチカというのは、学生時代特に(一番)頑張ったことは何かという問いの略称です。

2.書くパターン

 基本的な書き方としては以下が挙げられるかなと思います。恐らく他のES対策サイトでも同じような流れになっていると思います。

(大学では□□やってきた)→特に一番頑張ったのは○○である。→○○の内容(簡潔に)→苦労した点は××である。→その苦労を乗り越えるために☆☆を行った→結果→その経験を通して何を学んだか?

 文章をもっと表現豊かに書く場合は、これにとらわれず、書くことを推奨しますが、まずは、型通りに書いていくことが無難だとは思います。

 ここで書くエピソードは、以前noteで挙げた自己分析(過去の行動を振り返る)をもとに作っていきます。自己分析の仕方は過去のnoteをご参照ください。

 これまで何をしてきたのか、それを行った感想を書いたと思います。その中でこれなら語れるというものをESに盛り込んでいきましょう。企業の求める人物像に寄せた書き方も重要ではありますが、まずは、これなら面接で深く聞かれても答えられる、自分の考えを伝えることができるものを書くようにしましょう。面接、特に役員面接あたりで深く聞かれる可能性があるので、中途半端に語れるものを選ぶと撃沈する可能性があります。

 まずは、大いに話せるモノを選び出し、その過程であった苦労や自分の行動を振り返ってみましょう。

3.就活を行った時の印象

 ここでは、就活を実際にしてて個人的に感じた印象を書いていきます。

・基本的には問題に取り組む姿勢や考えを気にしていた。

―例として、あなたの思うリーダーシップとは何か? どういう資質がリーダーシップに必要か?などが面接において聞かれました。

・苦労したこと、課題に思ったことについて。それがどれだけ苦労したのかを語れるように準備しておくことを薦めます。

―例えば、○○という課題によって3ヶ月のプロジェクト期間のうち、1ヶ月停滞したなど大変アピールが表に出るようにしてください。


・企業的には定量的に書いてほしそう。例えば、業務改善を主導し、コストが○○円削減されたとか、数字を気にしている印象。

・企業によって求められるエピソードを変えた方がいいかもしれません。

―チームワークを求めている会社なのか、挑戦心・自己成長できる人を求めていたりなど求める人物像によって、面接や人事のウケが違うと感じた。ただし、前述したようにまずは、語れるものという前提は崩さず。


・3つくらいはエピソードを用意してもいいかも。

―よくESで、頑張った経験のほかに、チームで頑張った経験、困難を乗り越えた経験も併せて書かせるところがありました。また、そもそも3つ頑張った経験を書いてくださいというところもあいました。

4.まとめ

 以上、ガクチカについて書いてきました。個人的には、型にはまった書き方でも特段問題はないかなとも思っています。いかに課題(苦労)が分析されていて、皆さんそれぞれなりのオリジナリティを持たせた行動がとれているか、その行動をした確固たる考えがあったのか、成果・振り返りを客観的にできているかという中身がどうかかなと思います。ただ、人気企業やクリエイティブな企業では、書き方から考えていかないといけない可能性がありますが。

 志望動機、自己PRもそうですが、ESだけ取り繕っていたら良いというその場しのぎで済ますのではなく、面接という先のステップを見据えて書いていきましょう。

 構成や誤字脱字などの添削は大いにしてもらって良いと思います。ただし、エピソード内容など中身の話はしっかり自分で考えることをお勧めします(ゴーストライターしてもらっても良いですけど、あとあと面接などで対応するのがかなり難しいと思います)。

 次は、自己PR編を書こうと思います。