下手に自由を手に入れたらこうなる。
大学の寮とはいえ、ひとり暮らしという自由を手にした私は、もう無敵だった。どれぐらい無敵かというと、毎回好きな女(姫)を序盤でさらわれる赤色の帽子を被った配管工おじさんのスター状態が1−1から8−4まで延々と続く感じだ。
学校は、学費が安い、構内にある図書館の蔵書数が多い、教員免許が取れる、おまけに学食が安くて美味いと文句なしの環境だった。
講義をこなし、2つのサークルに所属し、バイトで生活費を補填し、夜は大好きなビールを飲みながら課題をこなし、深夜すぎまでゲームに没頭。。