猫と警備員のパラドックス
バタートースト猫のパラドックスみたいなのをもっと考えたいんです。
バタートースト猫のパラドックスとは、私もこの間教えて貰ったんですけど、「正しいとされる2つの法則が、両方同時に成立しないという矛盾」を表しているそうです。
まず、ここに2つの法則があります。
・バタートーストは常にバターの面を下にして落ちる。(これはいわゆるマーフィーの法則であって必然的なものでは無いのですが)
・ネコは常に足を下にして着地する。(ネコひねり問題。ネコの本能)
ではネコの背中にバタートーストをバターの面を上にしてくくりつけ、背中から落とすとどうなるか?
どちらかの法則が成立しない、矛盾が発生するのです。矛盾、という言葉の由来で「どんな盾も突き抜く矛でどんな矛も防ぐ盾を突いたらどうなるのかという話」が韓非子にありましたが、そういうののオシャレなやつをもっと考えたいんですよね。特に意味もなく。
例えば、これはどうですか。「猫が美術館の警備員に会うためには、美術館に入ってはいけない」
これはこの間見たかわいいニュースなんですけど、広島の尾道美術館で毎日猫が侵入しようとするのを警備員さんが阻止しているらしい。ニュースを見る限り、どうやら猫は警備員さんが好きみたいだ。しかし、もし猫が警備員さんに会うために美術館に侵入したら、警備員さんは務めを果たさなかったとしてクビになってしまい、会えなくなる。(と、いうことにする。ここでは。)しかし美術館に入らなくては警備員さんには会えない。これはパラドックスですか?
うーん、ちょっと違うかな?
でもパラドックスってジレンマという意味もあるみたいだからさ。
実際は警備員さんに入り口でナデナデされたりして可愛がられてるみたいです。
アー私も尾道美術館の警備員として働いて毎日猫の侵入を防ぐ仕事をして暮らしたいな。それだけは確か。
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