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【日記】ピザ屋の彼女になってみたい

・帰り道にある畑から茶色いねこが出てきた。道路を横切ってどこかへ歩いて行く。
私はあの畑によくあのねこがいるのを知っているんだ。

きっと天気が良い日は畑の手入れをする持ち主を「働くがよい」みたいな眼差しで遠巻きに眺めて日がな1日過ごしているんだろう。

・このところ元気がなかったパセリの苗がついに再起不能(リタイア)の様子だ。短い付き合いだった。
植物を今までいくつか枯らせてしまったが、どれも「なんか元気がないな?」と気づいてしまうと衰弱に拍車がかかってしまう気がする。そして「これはもうダメかも」と思うと絶対にすぐに枯れるのだ。
人間関係と似ているとも言える。

・家のポストに2つのピザ屋のチラシが入っていた。有名な店と聞いたことのない店である。

有名な方はまさにピザ屋のチラシらしく彩度とコントラストをがっつり上げたピザの写真が使われており、美味しそう、というかカメラアプリで「ピザ屋のチラシ」というフィルターを選んで加工しました。という印象だ。(そんなフィルターはない)

対して聞いたことない店のチラシはまったくうまそうに見えなかった。写真が全く無加工なのである。無加工のピザがこれほどうまくなさそうだとは。めちゃくちゃ冷めて見える。

逆に何の具がのっていてもピザ屋のチラシっぽく加工してあればうまそうに見えるのではないか。カニカマとかグミとか。

チラシにはとにかく持ち帰りならお前は得をするという旨が熱烈に書かれており、絶対に配達したくない気持ちを汲み取った。いっそ配達はウーバーイーツに全部委託してはどうか?人件費やバイクにかかるお金(ガソリンや保険やなんかも含めて)は浮きそうだが。

ピザ、私はあんまりカルビとかがじゃんじゃん乗ってるやつは好きじゃないんだよな。ピザにそれは求めていない。マルガリータのようなものが好きだ。故郷ネアポリスのシンプルなマルガリータ(チーズとトマトだけの種類)………

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