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インフレ率2%の世界

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

また面白い動画を見つけました。というか、超ヤバい動画です。
皆さんは、インフレの本当の意味は分かりますか?
年率2%のインフレというのは、100万円の車は1年後に102万円になっているということ。100万円の貯金は1年後には98万円の価値に目減りしていること
今日本政府が進めているのは毎年2%のインフレです。
これはどういうことになるのかというと、今銀行に貯金している500万円は、年率2%のインフレがずっと続いていると、なんと340万円の価値になっています。(オレンジ色のグラフ)
逆に、年収500万円の人は20年後には年収が876万円になっていないと、同じ生活ができないほど物価が値上がりしているということになります。(青い棒グラフ)

オジサン手作りのグラフ年率2%で500万円の価値がどう変わるか

つまり、これからのインフレ時代は以下の2つが重要

・給料は年率2%以上上がってくれないと給料が変わらない
・貯金の利率が2%じゃない限り、貯金は止めて2%以上の運用をする

そして、動画内では年金が将来現在の30%くらいに目減りする世界も予言されています。もし年金が15万円もらえる人がいるとすると、将来年金は5万円に減ってしまう時代が来るかもしれません。
月額25万円くらいを使う人の場合残り20万円を老後のために今から増やさないと生活保護になってしまいます。
65歳から95歳までの30年間を運用した資産を取り崩して生活するとすると、毎月20万円x12か月x30年=7200万円が必要になります。
しかし実際には部分的に取り崩しながらも運用は続いているので7200万円が65歳で貯まっている必要はありません。
ではいくら必要なのか。65歳から95歳まで年利3%で運用を継続したとして、65歳に必要な資産は5000万円です。

SMBCのHPの資産寿命シミュレーション

では、65歳までに5000万円を積み立ててあれば安心ですね。
動画内でも言ってましたけど老後2000万円問題は実は年金運用がベストケースでもらえる場合の資産額であって、本当に安全な老後資産はインフレ率2%の世界線ではなんと5000万円になっているということです。

ではここから登場するのは金融庁のシミュレーターです。

65歳で5000万円貯まっていればいいので、シミュレーションします。
必要な情報はたった一つ、「65歳まであと何年か」です。
現在35歳の方であれば、30年ですね。
年利3%で運用した場合で、なんと毎月8万5千円の積み立てが必要になります。これはなかなか辛いですね。僕は35歳の時に1300万くらいの年収だったので、何とかなっていたと思いますが、普通だとこの金額はかなり本気でお金をセーブしないと難しいかもしれません。

では、25歳から積み立てを始めればどうでしょうか。
月に5.4万円で年利3%であれば40年で5000万円に到達できます。
これだったら少し努力したらいけそうじゃないですかね。

この5000万円は全てインフレ率2%から始まっています。でも安心できる要素があるのはインフレがこのまま継続すると確実に給料が増えますので投資に回せるお金も増えてきます。だから一見大変そうですが、これから30年インフレが継続したら年収500万の人は900万位まで年収が増えているはずです。(増えていない会社に勤めていたらさっさと転職しましょう)

僕たちは、デフレの世界線からインフレの世界線に2年前から移ってきました。これからは発想を変えて、貯金していたらお金はどんどん目減りしていくことを考えて、しっかり運用して老後に備えなければなりません。


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