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株式会社メルペイ(メルカリ)を退職しました


六本木ヒルズ勤務者の特権である退職ムーブ

はじめに

2023/5/16 に執行役員 VP of Engineering として入社した株式会社メルペイ(メルカリから出向形式)を2024/4/30 付で退任、退職しました。

証拠

インターネット企業でこれまで12年、9年半と比較的長く勤めてきた自分にとって初の1年未満の退職となり自分でもビックリです。

この記事は約1年という超短期間ながら貴重な人生経験をした記録の断片を残し、いつでも振り返られるようにしておく意図で書きました。

退職後も権利が有効な執行役員契約を締結していた都合上、会社での事実をそのまま書けない立場にありますのであくまで私の気持ちベースで表現し、私個人の身に起きた出来事は事実として表記する事とします。(個人の感想というやつです)

なぜ退職するのか

今回も前回同様三行で

  • インクルーシブな労働環境、また役職的にインクルージョンを求める状況ではなかった、と自分は感じました。入社に合わせてUser Manual という形で自分の価値観や自分自身のミッションなどを作成し発表してきましたが妻が許諾した転職の条件であるこれまで通りの子育てへのコミット維持に最初からつまづいてしまい、妻から試用期間中に辞められないか?と打診された始末です。状況が好転する事を願いながら年明けまで我慢してもらいましたが寧ろ悪化する家庭状況ゆえ1月に退職を申し入れました。現在は妻子へのケアとリカバリーに励んでいます。

  • 入社直後から退職した現在に至るまで一年経過してもずっと会社に対する言語化できない違和感が拭えませんでした。感覚としてはなぜ自分や自分の家族を犠牲にして働けば働くほど自分と家族の可能性は失われるのに「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッション達成の為に働く事を求められるんだろうか?と言った所でしょうか。いくら高報酬であっても特に家族の可能性が失われる事は筆舌に尽くしがたい程苦痛に感じます。まず自分が何らかの幸福感を感じられてこそミッションに取り組む気概が持てる、というスタンスです。

  • 幸いこの1年のうちに金融業を営む企業が経験するイベントを沢山体験する事ができました。また必然的に英語を使って業務を推進する機会にも恵まれ当初の転職の狙いの1つであった自分の可能性の拡張について多少なりとも身についた感覚があり、50歳を目前に控え残りの仕事人生をこのまま違和感だらけの中で家庭を顧みずに働くより一早く損切りしこの経験を別の環境で活かした方が得策であると考えました。

ある投資家の方から「失敗しても後悔しないと思える選択をすれば?」という言葉を頂戴した事が大きな要因となりました。

昨年書いた所信表明より

正直会社選びに失敗したしババを引かされたとも思ってますがこうなる事も入社前に想定していたのでメル社を選んだ事は後悔していません。
メルカリの創業者も「失敗を恐れず、大胆に。」と言及しています。
ただただ私の価値観と相性が悪かったのでしょう。

今後の予定

2024/05/01 から株式会社ココナラにジョインします。

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なぜココナラなのか

昨年の記事で言及しましたが、まず一昨年の夏にココナラ社からお声がけがあり、その数週間後にメル社からも声かけがありそこから両社同時に採用面談を突破し、条件もほぼ同じのオファーレターを頂戴しどちらに行くか最後まで悩んだのがココナラ社です。メル社とはHow やアプローチが異なるだけで両社共に今後のヒトの可能性というものにフォーカスしています。
インターネットに見出され可能性が拡張された結果今の人生がある、と思っているので行くならこの2社のみ、と決めていました。
メル社を辞めるという意思決定後速やかにココナラ社の代表に事情を説明し無事採用していただけました。実は昨年代表から直筆のお手紙をオファーレターと共に頂戴しており、妻もココナラは何度も購入者としてお世話になっているサービスだったりします。(メルカリは使った事すらない)
家族から企業やサービスに対して好感触が得られていると安心してコミットできます。

謝辞

Dear all of you, mercari.
Thank you for your support for a short time.
I really enjoyed working with you.
I hope and believe your happiness and successful definitely.
I will combine parenting and hard work at next company.
see you again.



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