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1年半前、ほぼ何もアナログゲームを知らなかったところから、ゲームレーベルを立ち上げ。ゲムマに初出店してみた。

「好きなことに夢中になっていたら、仕事になっていた」を実践したい。

それが入り口になって、「コロウラカX」というゲームレーベルを立ち上げた。

結論から言うと、1年前から目標だったゲームマーケット2023秋に、自分自身が出展することはできなかった。
家族全員、高熱で体調を崩してしまったからだ。

半年間で作ってきたゲームについてと、今後の展望についてまとめた。

◆活動の概要

実は、このアナログゲームに関する研究は、2期生の時から引き続き実験をしているものになる。

2期生の時には、チームで仕事を受注するにあたって、息子がはまりはじめてきた「アナログゲーム」をテーマに仕事を受注できないか?という発想から研究を始めた。

とはいえ、ツマが6月の2期生キックオフMTG当日に出産してから、ほとんど子どもたちの育児につきっきりで、研究が進められず。
9月時点で、まったくアナログゲームのことを調べられていない…ということで、少しずつゲームをプレイしたり調べたりし始めたが、こちらもなかなかうまくいかず。

最終的に、2期生のときの研究の結論として、
「自分自身がアナログゲーム制作の一から十まで携わってみないと、より良いデザインの提案ができない」
ということに気づき、3期開始までにゲームレーベルを立ち上げることにした。

3期に入る前に、ゲームレーベル「コロウラカX」を立ち上げた。
このnoteのタイトルにもなっている「コロウラカX」は、ヤコ夫婦で何かを企画したり遊ぶ時に使いたいと、大切にしてきたネーミングで。

興味がある方は、よければ是非↓のコンセプトシートを参照してほしい。

↓3期の実験計画書はこちら↓

◆最終活動結果報告

全体としての達成率は低いが、学びや気付きの多い半年だった。

実験計画書で、このような目標を掲げた。

タイトルを「グラフィックデザイナーがコミュニティを活かしたら、どのようなゲームをいくつ作ることができるのか?」とした。
指定企画や無駄団のメンバー、3期研究員、新しい働き方LABに関わる広い範囲の方を含めて、ゲーム制作をおこなっていきたい。
そして、連携をとりながら皆でアナログゲーム制作を進めていけたら嬉しい。

【私の働き方実験】グラフィックデザイナーがコミュニティを活かしたら、どのようなゲームをいくつ作ることができるのか?https://note.com/nttm/n/n242c3a245462

コミュニティを活かしてゲームを作りたいと考えていたが、実際には試遊会などに参加できるタイミングを作れず。
ツマが一度だけ試遊会に参加して、ゲームの試遊を一度試してもらってきたが、それきりになってしまった。

どのようなゲームを、いくつ公開できたか?

公開や販売ができたゲーム(アナログゲームだけでなく、広義の「ゲーム」に含まれるもの全て含めて)の数としては、最終的に3つとなった。

●余談を付け足す伝言ゲーム「ヨダンジューゴ」

最初に伝言ゲームをはじめたリーダーが言いそうな伝言内容を次々と付け足して、最後に回答する人が「リーダーが話した余談はこれ!!」と当てる伝言ゲーム。

山札の一番上に出てきたキャラと同じ顔のトークテーマに沿って、余談を伝言していく

ゲームマーケット2023秋で頒布したゲーム。
試遊会でもらったフィードバックで、「一人あたりの伝言時間が長すぎると、最初の方の伝言を忘れてしまって伝言ゲームとして成り立たないのでは?」「テーマによっては余談がすぐに浮かばないかも」というところを踏まえてゲームバランスを調整した。

●AR謎解きゲーム「板橋区ARプロジェクト」

7月〜10月末まで、ほとんど夫婦でかかりっきりだったプロジェクト。
そのうちの片方は、アプリを使った謎解き街歩きのゲームだ。
グラフィックデザイン(メインビジュアル・ロゴ・ポスター・ガイドブック・ディスプレイ広告・ノベルティなど)一式を担当した。

このプロジェクトでは、クリエイティブ面で、「この人と一緒に仕事をしたい!」という「新しい働き方LAB」のメンバーと一緒に制作することができた。
その意味では「コミュニティを活かしたゲーム制作」ができたのかもしれない。

●AR妖怪探しゲーム「妖怪商店街」

指定企画「the Port kakegawa」のゲーム部で企画・実施した、ARゲーム。
3DCGで作られた、11匹のオリジナルの妖怪たちが隠れているQRを探して商店街を回遊するゲームだ。

ロゴやUIの制作に携わった

詳しくは、指定企画「the Port kakegawa」の報告書に書いたので、そちらを参照してほしい。

反省点

反省点は、いくつもある。原因もほぼ、見えている。

無駄団の皆さんを含めて、アナログゲームに関わる皆さんとの交流が十分にできなかったこと。
→予想以上にひとつの仕事の比重が大きくなり、家庭も含めて仕事以外の時間が取れなくなってしまった。

3期の活動が始まる前から企画・制作していたゲームを、形にすることができなかったこと。
→予想以上にひとつの仕事の比重が大きくなり、家庭も含めて仕事以外の時間が取れなくなってしまった。

目標だったゲームマーケットの直前に家族全員で体調を崩してしまい、無駄団で一緒に出店する予定だった皆さんに売り子をお願いして、自分たちは参加できなかったこと。
→保育園で感染症が大流行する時期で、家庭内感染を防げなかった。

この半年間、仕事や家庭のタイミングが合わずに十分な成果が出せなかったところもあった。
だが、基本的な方針として、今後も適宜軌道修正しながらゲーム制作を続けていきたいという想いは変わらない。

今後の展望

アナログゲームに限らず、どのような制作でもあることだとは思うが、アイデア自体は山のように出てくる。
それが「本当に面白いのか?」「これをゲームにするか?」と精査していくと、実際に形にしていけるゲームは絞られていく。

こちらは、現在ゲームシステムの練り直しをしている。現在、「ゲームマーケット2024春」の出展も決定して、絶賛制作中という形だ。

結果として、ゲーム制作自体は行うことができた。ひとつのアナログゲームレーベルの活動として、今後も見守っていただけたらありがたい。

夫婦&家族&ヤモリたちのあれやこれや、意義のある研究から意義のないお遊びまでを記事にしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします!