aikoの「ストロー」が素晴らしいという話をしたい

ということで、プレゼンを始めたいと思う。

皆さんご存知、恋愛ソングを歌い続けて20年のaiko。高校生の時からファンで、新曲は毎回聞いていた。ここのところなんだかぴんとこなくて、聞き流すことが多かった中、今回の曲はめちゃくちゃ心にズコンときた。無限リピートが止まらない。天才かと。これぞaiko様。2018年最高の恋愛ソング認定決定。

前作「予告」から約5ヵ月ぶりとなる、2018年5月2日リリースの通算38枚目のシングル。表題曲は、TBS系情報番組『王様のブランチ』テーマ・ソング。相手を思いやり、良いことがありますようにと綴る、明るいポップ・ナンバーだ。(CDジャーナル データベースより)

だそうで。ほんと、ポップで聞いてて心地よい。

この曲は「同棲カップルの恋愛ソング」と一言でまとめようと思えばできるのだけど、(実際MVはそんなコンセプトでaikoと同棲気分になれる)そんな一言で終わらせてたまるか!という私の持論。

まずすごいのがサビ。

君にいいことがあるように 今日は赤いストローさしてあげる

しか歌ってない。歌い方がちょっと変わるだけで、たった1つのフレーズでサビが成り立っているということがすごい。「あるように」とただひたすら願っている姿が強調される。君にいいことがありますように、と。そのひたむきで健気な姿がもうaiko。しかも「赤いストロー」でハッピーになれるよ!と信じている彼女、可愛い。(ライブではこの「あるように」の部分を自由に歌うんだろうなと思うと、ライブに行きたくて仕方がない)

サビ以外も可愛らしくて

初めて手がふれたこの部屋で 何でもないいつもの朝食を
喉を通らなかったこの部屋で パジャマのままお味噌汁を

初めて彼が家に来たときはドキドキしてご飯も食べれなかったのに、今ではいつも通り、当然のこと。この差をたったこれだけで表現できるaiko様本当に天才。わかりみが強い。経験ある。ドキドキして眠れなかったあの夜を思い出してしまう、甘酸っぱさ。

ただね、甘酸っぱいだけがaikoじゃないの。

寝癖ひどいね 行ってらっしゃい 小さくさようならと手を振る
明日も君の笑顔を見られますようにと手を振る

なんでさようなら?なんで明日?同棲?あれ?ってなる。もしかしてこれ同棲じゃないな、とちょっと思ってる私。深読みさせるaikoのテク。半同棲ぐらい?「明日も」と言っているけど、明日会えるかわからない、けど明日と言いたい、明日も君の笑顔を見られますようにと、願っている。切なくて儚い、女の子の願い。

きっとこの女の子の日常は、願いでできている。

そんな彼と願いの日々を積み重ねた結果が、これなのだ。もうこれを聞いた瞬間、鳥肌と涙が出てきた。

延長戦を繰り返してやっと見えた本当の痛みは
出会った頃より悲しくて寂しくて大切で

きっともっとずっと長く一緒にいたいんだと思う。それを願い続けているんだ、延長戦のように。いつ終わるかわからない試合のように。それを繰り返して、願いは痛みになって、悲しいし寂しいけど、その想いすら大切なのだ。だって、好きなんだもん。笑顔を見たいんだもん。痛みすら、幸せ。

だから彼女は今日も願っている。私の見えないところでも、彼が幸せでありますようにと。いいことがありますようにと。彼の笑顔が、いつでも見れ舞うようにと。

トキメキと願いと痛みがポップの中で交差する、そんな幸せに酔いしれられる、aiko「ストロー」ぜひ聞いてください!!!!!最高な歌詞もそうですが、あの可愛らしい歌声とセットで聞くことが大事なんです!!!!!

あと、6月6日にアルバム「湿った夏の始まり」が発売されますので、そちらもご購入ください。

ご清聴ありがとうございました。

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