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3回目のひな誕祭。はじまりと、今日というおわりの日までの話。

まずは私と日向坂46の出会いから語る

私が日向坂46、いや「けやき坂46」を知ったのは、欅坂46がきっかけ…のようでそうではない。欅坂46は知っていたし好きだった。対してひらがなけやきはなんとなく、知っていたぐらいだった。

じゃあどこから好きになったのかというと、キャプテンの佐々木久美さんが、私の別の推しと顔がそっくりだったことからスタートしている。その後見た「ひらがな推し」(※「日向坂で会いましょう」の前身番組)のバンジージャンプ回で、久美さんが飛べないメンバーの代わりに何回もバンジーを飛ぶ姿を見て、「なるほど一生推す」と一瞬で好きになったことを覚えている。調べてみたけど、どうやら2018年の6月のことらしい。あれから4年近く経とうとしているのか。

4年か。あっという間だったな。と思いながら、私は夢の舞台、東京ドームに足を踏み入れた。3月31日。公演の2日目のことである。

ちなみに前日はオンラインで参加した。開始早々、VTRで膝から崩れ落ちるレベルに号泣。長濱、井口と柿崎、と卒業メンバー出されたら泣くて。
その後はペンライトをぶん回しながら楽しんだ。オンラインのいいところは彼女たちのラブリーな顔、メイクが見れるところ。ほんとかわいい。
さあこれ生で見たら私どうなるんやろうか、と期待して東京ドームに乗り込んだ。

夢の舞台、東京ドームでみた彼女たち

22ゲートから入場すると改装を終えた東京ドームはピカピカで、ドデカディスプレイが私を出迎えてくれた。それだけでこちらの気持ちを高揚させてくれる。

ぎゅうぎゅうの座席。東京ドームってすごく広いんだけど、すごく狭い。座席の狭さどうにかならんのか。野球ファンしんどいんとちゃうか。
開演時間が迫るにつれ高まる観客の熱。ちらちらと点き始めるペンライト。舞台裏からメンバーたちの掛け声が聞こえた。生声だ。ざわっと会場が沸き上がる。いよいよ始まるという高揚感がピークに達したとき、あたりが真っ暗になった。と同時に、客席が空色に染まる。ああ、いよいよ始まる、と喉の奥が熱くなる。自然と涙がこぼれていた。開幕早々マスクがぐしょぐしょになった。VTRが終わって、メインステージに彼女たちが現れる。可愛い可愛い「キュン」からのスタートだ。

さて、ここで前言撤回させてもらいたい。やっぱり東京ドーム広い。正直に言おう。メンバーたちが親指ぐらいにしか見えない。すっごい目を凝らさないと誰だかわからない。いや、凝らしてもわからない。オペラグラス必須。ペンライトを振り回しながら、オペラグラス覗いてを繰り返す。

だけど、体いっぱい走り回る彼女たちを見ると、すっごく大きく見える。バックステージからセンターステージに向かって猛ダッシュする姿を何度も見ている。そのスピードや迫力に驚かされる。んで、それで息が切れないってなに?体力どうなってるん?

個人的には渡邉美穂さんの力強いパフォーマンスと、ちびっこ山口 陽世さんの身体全体使ったお手振りがたまらなく好き~ってなった。みんな好き。

セットリストも日向坂とけやき坂、良いバランスで構築されていてそりゃあ神セトリと言われるわけだわ。けやき坂の曲のイントロが流れ始めた瞬間、会場が一瞬ざわっとするのがたまらなく良かった。それがファンの”リアル”だった。

「JOYFUL LOVE」で客席に出来上がる虹を見て泣いて、キャプテン佐々木久美さんのコメントに泣いた。ますます一生推すと思った。何度私を惚れさせるんだろう彼女は。愛してる。「誰よりも高く跳べ!」の煽り、本当に最高。超盛り上がる。あれを受けて大暴走したいやん?みんなで狂ってしまいたいやん?

2日目は新曲の「僕なんか」をサプライズで披露してくれて、ここまで私たちにプレゼント準備してくれたん?本当に?ありがとうな、ありがとう、と涙が出た。今までとテイストが違うこの曲は、「けやき坂」と「日向坂」が融合しているようだった。「けやき坂」と「日向坂」のどちらの曲も披露してくれたこのひな誕祭で発表するのにピッタリだったなと思う。

サプライズの大失敗ってのもあったけど(私はサプライズをすることを知ってた席にいたので、ちょっと、衝撃だった)、これで私のひな誕祭は幕を下ろした、ように思えた。
だけどどうしても、終わらせたくなかった。余韻にいつまでも浸っていたかった。

ひな誕祭、その後

数日後、渡邉美穂さんの卒業が発表された。ステージで目が離せなかった理由はこれだったのかもしれないと思った。結果論かもしれないけど。熱い、人間らしい形のあるパフォーマンスはもうあれで見納めだったのかと思うと惜しくてたまらない。だけど彼女の夢を応援したい気持ちもあるから、どうか卒業しても幸せに、と願っている。日向坂時代にお世話になった番組たちにまた呼ばれるといいな。

さらにその数日後、「オードリーのオールナイトニッポン」で若林さんがひな誕祭のことを語ってくれたことを知った。いつもはすぐタイムフリーを聞くのだけど、なんだか聞けなかった。普段彼女たちのことを長く語らない若林さんが語るということは、彼にとって”それだけのこと”だったに違いない。聞くのが怖かった。ある意味、総括なんではないかと思えて。聞いたら、本当にひな誕祭が終わってしまうのではないかと思えて。

タイムフリーが終わるギリギリに、意を決して聞いてみる。
拍子抜けするぐらいあっさりしていた。むしろ翌日の巨人戦の話の方が印象に残ってる。野球選手に比べると小さい日向坂メンバー、当たり前やろ。撤収後も気球に乗ってる、上村ひなのさん。そんなわけないやろ、と言いたいところだけど、ひなのなら取り残されてそう。んで気球から野球見てニコニコしてそう。

聞き終わって気づいた。ああ、とうの昔にひな誕祭は終わってた。終わってたんだよな。

そして今日、私は総括用のブログを書いている。

これで、私の2022年ひな誕祭は終了となります。
私に夢をありがとう。生きる希望をありがとう。

コロナ禍で、どうやって過ごそうと思っていた私は、このひな誕祭を一つの生きる指標として掲げることにしました。何が何でも絶対元気な姿で日向坂メンバーに会う、と。無事達成しました。

だけど、これで日向坂の夢は終わりじゃない。次はどこで会えるんだろう。次はどんな姿を見せてくれるんだろう。そして、私は、次どんな自分でいよう。

おひさまとして恥じない姿を、また彼女たちに見せられるように、私は笑顔で過ごしていきます。改めて東京ドーム公演おめでとう。またね。

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