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ブランドの裏側 #1 個性を認め合える世界を願い、動物をモチーフにデザインします

はじめに


こんにちは。
数ある記事からお読みくださりありがとうございます。
デザイナー・ディレクターをやりながらアパレルブランドの立ち上げ準備をしています。
なつみ(@ntmfrm_web)と申します。

私が立ち上げるアパレルブランド『ユーモピア(@umopia_official)』では、
多様性を表現した、ユーモアある動物たちの可愛いプリントデザインをとりいれています。


動物をモチーフにする理由

理由は、以下2つです。

・私自身、動物が大好き
・動物はそれぞれ個性的で魅力があり、多様性を表現していくのに最適だと思った

と、考えていたのですが、

書籍「7つの習慣」にでてくる「動物学校」というお話と出会い、
これはモチーフの由来として、今後出会ってくださる皆様にこっそりメッセージとしてお伝えしたいと思い、記しておこうと思います。



動物学校のおはなし。


昔々、動物たちは「新しい世界」のさまざまな問題を解決するために、 何か勇敢なことをしなければならないと考え、学校をつくりました。

学校では、かけっこ、木登り、水泳、飛行を教えることになりました。

学校の運営を円滑にするために、どの動物も全部の科目を学ぶことになりました。

アヒルは、水泳の成績は抜群で、先生よりも上手に泳げるくらいでした。

飛ぶこともまずまずの成績でしたが、かけっこは苦手です。

かけっこの成績が悪いので、放課後もかけっこの練習をしなければなりませんでした。

水泳の授業中もかけっこの練習をさせられました。

そうしているうちに、水かきがすり減ってきて、水泳の成績が平均点まで下がってしまいました。

学校では平均点ならば問題ないので、アヒルの水泳の成績が落ちたことは、アヒル本人以外は、誰も気にかけませんでした。

ウサギは、かけっこはクラスでトップでした。

ところが水泳が苦手で居残りさせられているうちに、すっかり神経がまいってしまいました。

リスは木登りの成績が優秀だったのですが、飛行の授業で、木の上からではなく地上から飛べと先生に言われて、ストレスがたまってしまいました。

練習のしすぎでヘトヘトになり、肉離れを起こし、木登りの成績はCになり、かけっこもDに落ちたのです。

ワシは問題児で、厳しく指導しなければなりませんでした。

木登りの授業では、どの動物よりも早く上まで行けるのですが、決められた登り方ではなく、自分のやり方で登ってしまうのです。

学年末には、泳ぎが得意で、かけっこ、木登り、飛行もそこそこという少々風変わりなウナギが一番高い平均点をとり、卒業生総代に選ばれました。

学校側が穴掘りを授業に採用しなかったので、プレーリードッグたちは登校拒否になり、その親たちは税金を納めようとしませんでした。

プレーリードッグの親は子どもに穴掘りを教えてくれるようアナグマに頼み、その後、タヌキたちと一緒に私立学校を設立して、成功を収めました。

教育学者R・H・リーブス博士「動物学校」より

動画はこちら


メッセージとして伝えていきたいこと


動物というわかりやすい例えで、違いを尊重し合えない環境にいるとどうなるかが記されています。

現代社会にもあてはまること、気づくことが多々あるかと思います。

私自身、前職で働いていた時は自分の個性を押し殺して
「いい人」を演じて、嫌なことがあっても
平気なふりをして、最終的に体と心が壊れてしまいました。

自分は何が得意で、何をすることが好きで、どんな人たちと何をして生きていたいのか、
自分が幸せになる為に、もっとわがままに生きてもいいんだよ、と過去の自分に言ってあげたい。


学校や職場などの閉鎖的な世界では、そこでの評価基準に自分が合わないと
自分はダメな人間で、価値がないんじゃないか”と思い込んでしまうことがあるかもしれません。

そんな時に、「動物学校」の動物のように、
肉離れをおこしたり、神経がまいってしまったり、得意な泳ぎの為に必要な水かきをすり減らすようなことはしてほしくないなって思います。

勇気をだして一歩違う世界に踏み出してみると、そのままのあなたを理解してくれる世界がいくらでもあると思います。

誰にでも、輝ける場所が必ずあります。

自分自身の個性を愛し、
相手それぞれの個性を大切に認め合える世界を願って。


人間を含めた動物のイラストを、これからも取り入れていきたいと思います。


ここまでお読み下さりありがとうございました!


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