『夜にあやまってくれ』
床に散乱する紙類を整理してると、ある冊子が目に止まった。それは何年か前に葉ね文庫に置いてあったからなんとなく持って帰った(と思う)フリーペーパーのようなもの。パラパラと読んでるとひとつの短歌に目が止まった。
目覚めたら喉が渇いていてだれも魚の頃の話をしない
"まどろみ"というテーマで寄せられた鈴木晴香さんの短歌。この感性そして世界の見方にハッとした。化粧も落とさずコンタクトも外さずソファで寝てしまって、夜中に目が覚めて、喉渇いた…と、まどろみのあの時間。それが私たちがずっ