相続・遺言について注意すべきこと(概略)
相続・遺言について、簡単にお話できたらと思います
1 相続の大まかな流れについて
相続は、被相続人の方の死亡によって開始します(民法882条)。
亡くなった方が遺言書を作成している場合は、その遺言書で指定された方々が、遺言で指定された財産を取得します。
他方、そのような遺言書がない場合は、各自の相続人が、法律の定めに従って相続分を有することになりますが、具体的な相続は、遺産分割の協議を進めてなされます。
2 遺言があるかについて(探し方)
上記の通り、亡くなられた方が遺言書を残されたかどうかによって、相続の進み方は大きく変わります。ただ、遺言書は、後で述べる通り、自宅のどこかに隠れていたり、公証役場で作成されたとしてもそのことが把握されなかったりする場合があります。
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