[悲報]プロゲーマーが誹謗中傷の法的措置をした結果、加害者は同業者だったと判明した事例

先日、弁護士目線ではあるあるですが、一般の方にとってはおそらく衝撃的だったであろうニュースが飛び込んできました。

音ゲームのプロゲーマーのDOLCEさんが、誹謗中傷に悩まされ、加害者を特定していったところ、それは過去に揉めた事がある加害者だった模様です。

わざわざ匿名で誹謗中傷をするなんて、よほどの恨みがないと普通はやりません。そういう意味では、実際に会ったことのある人物が、匿名を利用して攻撃する、なんてことは実はよくある話です。
ただ、被害者からすれば、まさか敵がこんな近くに居たなんて、と思うでしょうね。
※今回の特殊な点は、加害者は、自身の契約している通信回線から投稿がされたことは認めたものの、同居・同棲していた別の人物が加害者だと主張して責任を免れていたようです。みっともない言い訳を。。。と思ったのは正直なところですが、主張をするのは自由ですから、裁判所でもその主張の当否が争われました。結果として、控訴審では加害者側の主張は排斥され、DOLCEさんの主張が通ったようです。

判決文はこちら。※控訴審ですが、原審はアップされていないようでした。
https://dolce-iwate.com/wordpress/wp-content/uploads/2023/09/230928-1.pdf

ちなみに、これが今回の裁判に直接関連する誹謗中傷かはわかりませんが、
以下のツイートがありました。DOLCえさん、殺害予告までされたことがあり、警察に通報する程だったようですね。


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