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帰国直前にバルセロナでコロナウイルスに感染してからの日本帰国までの話。

こんにちは。note初めての投稿になるを読んでいただきありがとうございます。拙い文章や構成なると思いますが最後まで読んでいただけたら幸いです。

私は昨年の7月からサッカー指導者として成長するためにバルセロナに留学をしていた西田智則と申します。バルセロナでは語学の勉強及び、指導者学校でスペインサッカー指導者ライセンスのレベル1,2を修了してきました。また、F.F.BADALONAというチームで1シーズンを見させてもらったのち、まさに昨日バルセロナから日本へ帰国してきました。今現在日本では海外からの帰国者に対してコロナウイルス対策として厳重な措置が取られています。もちろんスペインから帰国した私も空港で多くの検問を受けたのち、現在は指定されたホテルで隔離生活を送りながらこの記事を書いています。

この度、noteをやってみようと思ったきっかけは、約1年間過ごしたバルセロナでのサッカー指導者として、そして留学生としての経験を自分の言葉でここにアウトプットしてみたいと思ったからです。なのでここではスペインサッカーに関する育成方法や環境そして指導者学校で学んだことなどの他に、文化の違い、大変だったことや驚いたこと、そして自分の興味のあることを書き記していきたいと思っています。そんな記念すべき1回目の内容はまさに世界中で大きな問題になっているコロナウイルスに自分が感染した時のことを書いてみようと思っています。

現在も世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス。最近ではワクチンの摂取が始まったものの毎日多くの感染者を出している恐ろしいウイルスです。そんな私もこのコロナウイルスの影響を2回ほど受けてしまいました。まず1度目は、コロナウイルスの世界的な流行と、予定していたバルセロナへの留学の時期が重なり3ヶ月ほど留学開始が遅れたことです。発行してもらったVISAはすでに予定出国日で発行されていたため、その3ヶ月以内に出国しないといけませんでした。しかし、発行された2020年の4月ごろは日本からスペインへの出国が認められておらず、結局は出国を延長せざるを得ませんでした。しかも授業開始予定だった語学学校も出国予定日に合わせていたので、4月から出国できた7月まではzoomを使ってオンラインで受けていました。しかし今思えば、このくらいの影響はたいしたことないと思っています。なぜなら記事のタイトルにもある通り、2度目の影響がなんと私自身が、しかも帰国直前にコロナウイルスに感染してしまったことだからです。なので今回のメインの話はこのコロナウイルスに感染した時の話を書きたいと思います。留学期間中は常に日本以上に感染者が多いスペインで生活し、ロックダウンこそなかったものの外出制限があったり、移動制限があったりと感染のリスクが高い中で、毎日チームの練習や授業やらで外に出ては人と話してましたが、運良く一度も感染せずに帰国直前まで生活することが出来ていました。なので内心このまま感染せずに予定通り帰国できると考えていました。それがまさか飛行機搭乗日だった2021年7月16日のちょうど1週間前の7月8日から当然熱が出始めました。最初はただの風邪だと思い日本から持ってきた市販の風邪薬を飲んでいましたが38℃台の熱が一向に下がらず、ピソと呼ばれるアパートみたいなところの一室でホームステイしていた家族の方にPCR検査を勧められ、検査を受けたところまさかの陽性反応が出てしまいました。予防のため手洗いや常に外ではマスクもしていたので、自分は感染なんてしないだろうと心のどこかでは思っていました。なので、その自分がコロナに感染したという事実と、帰国直前だったということがとてもショックでした。しかし感染してしまった以上、家族の方にも迷惑をかけられないため、近くのホテルをすぐに予約し、そこから14日間の自主隔離生活が始まりました。

ここからは熱が出る前までの行動から、感染してからの実際の症状、そしてPCR検査を受けて日本に帰国したまでを時系列順に書いていこうと思います。症状に関しては個人差はあると思いますが、一人の感染者の実体験として読んでいる方に少しでも参考になれば良いなと思っています。

感染前の行動→

2021年7月6日 
グラナダへ旅行に行くためバルセロナから飛行機搭乗。席は満席で密集の状態。(おそらくここで感染したのではないかと推測)

7月8日
バルセロナへ戻る。この時の飛行機もほぼ満席密集状態。        その日の午後から体調を崩した。

症状→

7月9日 
通常の風邪だと思い、市販の薬を服用。
熱を測定したところ38度以上。
症状は発熱、関節痛、頭痛、倦怠感。

7月10日
この日も昨日と変わらず熱は常に38度越えだった。体は辛く、一日中部屋で寝ていたが、夜は特に眠ることが出来なかった。ルームメイトに水などの買い物を頼んだ。                             症状は発熱、頭痛、関節痛、倦怠感

7月11日
朝に病院へ向かいPCR検査を受けた。
この日から市販の錠剤ではなく家族の方からもらったヘロカティルという錠剤を服用。それを飲んだ際、約30分後ぐらいから、体がさらに熱くなり、大量の発汗。それにより一時的に熱が下がった為、少し楽になった。
症状は発熱、軽い頭痛、新たに鼻水、痰、咳。             夜には再び熱が上がり全く眠ることが出来なかった。

7月12日
この日も熱は下がらず、PCRの結果により陽性であることが判明。
すぐ荷物をまとめて近くのホテルを予約し、自主隔離生活を開始。
この日の夕方以降、少し熱が下がり体が少し楽になった。         症状は発熱、痰による咳、鼻水、倦怠感。
そのホテルの夜は約4日ぶりにしっかりと睡眠を取ることができた。

7月13日
まだ熱があり(37℃後半)、特に鼻水、痰を出すための咳が多くなった。それによる肺の圧迫感やつまり感を感じた。
午後から急に悪寒が強くなり、体が震えて出した。長袖長ズボンに服装をかえ、少し寝たところ震えは治った。しかし、話すと咳が出そうになる感じや肺の圧迫感が続いた。そしてこの日の夜あたりから嗅覚が機能しなくなった。食事の際の無味や違和感を感じた。特にサラダを食べた際は強い苦味を感じた。症状は、発熱、咳、痰、倦怠感、肺の違和感、嗅覚味覚異常。

7月14日
あまり眠くなかったが、しっかりと寝ることはできた。少し痰と咳は少なくなってきた。しかし、時より咳が出そうになり肺はスッキリしなかった。
熱は昨日とほとんど変わらず37℃後半。体の感じはそんなに辛くはなかった。                                症状は、発熱、咳、痰、肺の違和感、嗅覚味覚異常。

7月15日 発症から8日目
咳と痰で何回か夜中に起きたり、少し頭が痛かったが、長時間は寝ることができた。
寝起きの際の熱が38度越えだった。
日中は夜中よりはまだ咳と痰の回数はマシだが、まだ体が咳をしようとほぼ常になっている状態なのでスッキリしなかった。
日中は37℃台に戻ったが、まだ熱はあった。
まだ味覚異常はあった。
また、夜寝始め時にまた咳と痰が出始め1時間ほど眠れず苦しんだが、その後寝ることができた。                            症状は、発熱、咳、痰、肺の違和感、嗅覚味覚異常。

7月16日 発症から9日目
寝起きの体温は37.9℃。
何回か痰と咳は出たが回数は減ってきた。
まだ咳が出そうにはなっていた。
お昼あたりから熱が下がり始め、解熱剤なしで初めて36.9℃になった。その後も黄色い痰が出ることも少なくなり、夕方ごろには36.7℃と平熱に戻った。症状は、微熱、咳、痰、肺の違和感、嗅覚味覚異常。

7月17日 発症から10日目
寝起きの体温は36℃台に戻り、熱は下がってきた。
咳や痰も相当少なくなり、体調は回復してきた。まだ倦怠感や体のなまり感はあった。味覚嗅覚は回復はしてなかった。              症状は、咳、痰、肺の違和感、嗅覚味覚異常。

7月18日 発症から11日
今日は一日中熱がなかった。
たまに痰は出るが、かなり少ない。
味覚嗅覚は昨日同じくあまり回復せず。                     症状は、咳、痰、嗅覚味覚異常。

7月19日 発症から12日
午前中の体温は35.9℃まで下がった。今日で熱が下がって3日目になった。
まだ少し倦怠感はあるが、体調はかなり回復した。喉に絡む痰は少しあるが、相当少ない。味覚と嗅覚はそんなにまだ回復していない。          症状は、(咳、痰)、嗅覚味覚異常。

7月20日 発症から13日目
熱はなく、体調はほぼ回復した。
まだ体のなまり、少し歩いても疲れる状態ではあったが、コロナの症状はもうほとんど見受けられなかった。
嗅覚と味覚はまだ4割ほどしか戻っていない。                症状は、嗅覚味覚異常。

20日以降→                               その後帰国に必要なPCRを受けた25日まで、同じように体調はいい状態で、味覚嗅覚もほぼ回復した。

7月26日                                   バルセロナ発フランクフルト経由羽田空港行きの飛行機に搭乗。

7月27日                                                                                                                       羽田空港に到着。検問による唾液検査で陰性。その後現在隔離生活しているホテルへ移動。


いかがだったでしょうか。私の場合このような時系列になりました。体が元の健康な状態に戻るまでに約2週間ほどかかったのでやはり普通の風邪ではなかったと実感していますし、本当に悪化せずに回復してくれたことが良かったと思っています。想像していたコロナウイルスの症状とは少々異なる症状もあったため、やはり個人差はあるのだと思いましたが、決して甘くみてはいけないウイルスだということはお分かり頂けるかと思います。

まさに今日のニュースでは東京都の感染者が過去最高となる2848人になったと報道されていました。東京オリンピックが開催中の今、今後ももっと感染者が増えるかもしれません。そのためにもコロナウイルスに感染した私が思うことは、このウイルスは誰でも、いつでも、どこでも感染するリスクがあり、普通の風邪ではないということをしっかり理解して、一人ひとりの感染対策のための行動に努めてほしいということです。日本に帰国した今、1日でも早く日本のコロナ禍が改善されてほしいと思っています。


note初投稿がコロナウイルスに関することを長々と書いてしまいましたが、今後も先ほども言ったとおり自分の経験や考えを書き記していきたいと思っていますのでよろしくお願いします!


それではまた次の記事で!                           Hasta luego!

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