はるころっけ

自由律俳句と詩を書いてます。漫画も描いてます。種田山頭火と八木重吉と競馬を愛す。 In…

はるころっけ

自由律俳句と詩を書いてます。漫画も描いてます。種田山頭火と八木重吉と競馬を愛す。 Instagramでは競馬に関するイラスト・漫画を公開しています🐎 https://www.instagram.com/harukoro888

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きらきらステークス

風のブラシもって 天使がやってくる 前髪とかしたら さぁ 決戦のとき 「大丈夫だよ」って 首をなでるその手に 運命をゆだねます もう 戻れない道 遠くで私の名前を呼ぶ声がする みんなの夢が叶いますように 願いはしっかり踏みしめていこ! 不安は後ろへ蹴りあげていこ! あのコがどんなに強くても 負けず嫌いはパパゆずり 強い腕にみちびかれ 華麗にきめる コーナーワーク エンジン全開 とまらない 歓声つれて 直線をドレミファソラシド いちばんでゴールする 私をみていて あ

    • 全力逃走

      神頼みする気力もなくなって うずくまる君が ここから見える ねぇ 顔あげて いつかのレースで 僕の名前を 叫んでくれたことがあったよね ファンファーレに 青い鳥 飛び去っても 大丈夫 毎日 振り返ってしまうほどの思い出を 今から僕がつくるから どこまでも逃げると決めた 適性とか斤量なんて 関係ないね 並びかけられたら 突き放すだけ 父の蹄跡を追いかけて 4コーナー ひとり旅 楽しいよ 暴走だって笑うヤツは後ろ蹴り 鍛え上げた持久力をお披露目だ 加速する僕からは

      • 満月に 吠えてみるけど 変身できず

        わおーん

        • kindleにお引越し♪

          noteでマガジンとして販売していた自由律俳句集を、Amazonのkindleに移して販売始めました! kindle unlimitedに登録している方は無料で読めますので、ぜひお立ち寄りくださいませ(=゚ω゚)ノ

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        きらきらステークス

          鎮魂歌ゆらゆら

          「昆虫はキライ」 顔をしかめていた君が 公園の隅 蝉の亡骸 手のひらに拾い上げる 空に還ってゆく魂 ここにもそこにも向こうにも まるで 夕暮れに映えるのを 知っているかのように 共に生まれた仲間たちと また出会い 永遠に枯れない木にとまって 好きなだけ歌うんだろうね 風が少し強くなって 君の髪飾りの蝶々が揺れる 「どうぞご無事で!」 見送るみたいに ラムネの空き瓶ぶら下げたまま 夏休み最後の一日 ちいさな命に圧倒されて はしゃげない僕ら

          鎮魂歌ゆらゆら

          8月ってヤツは

          神社の石段のてっぺんに腰かけて 台風の進路についてなんて 話したくもないこと話しながら あなたの隣 超音速で動き出す細胞 飛び出してきた心臓を 飲み込む音は 蝉しぐれがかき消して 歩いてきた道のりを見下ろせば 湿気にむせる街並みが 夕暮れを待っているけど 空の青 海の青 君が飲みほしたラムネ瓶の青 ぜんぶ抱きしめたら 地球の青 ゆれる葉陰の隙間 飛び込んでイルカになれば 超音波は そこらじゅうで乱反射 どうする? そうくる? 意地っぱりが突然 素直になっち

          8月ってヤツは

          いってらっしゃい

          かき回して冷ましたはずのスープで 朝からヤケド スプーンに映った 逆さまの自分に あっかんべ 今夜 神様を食事に招待したけど また ドタキャンされそうな予感 不採用の通知と 督促状と 残高ゼロの通帳に 自己啓発本が重なったテーブルで いつでも歓迎してるのに トーストには いい焦げ目がついたから さっきの不運は帳消し コーヒーもたまには 丁寧に淹れてみたいものだと 口のまわりをはたきながら思う 運命はときどき 「ちょっとだけよ」なんて 飄々としながら とんでもないこ

          いってらっしゃい

          指笛で虹が呼べると笑う人

          指笛で虹が呼べると笑う人

          余韻なら君に望まず山崎まさよし

          余韻なら君に望まず山崎まさよし

          君のギターと共鳴しない音叉を握る

          君のギターと共鳴しない音叉を握る

          ギフト

          ツバメが 地面をすれすれに飛んだよ そろそろ出発だ 長い旅の覚悟を決めて 太陽に手を振って 雲からさあさあと飛び出した 遠い昔も同じように この街をぬらしていったっけ めぐりめぐって また来たよ 長靴はいて はしゃいでくれたらウレシイな 世界を洗えと 神が申せば 嵐にだってなる僕らだから あぁ だから どうか今日だけは この世のすべての命にとって 恵みの雨となれますように 緑を濃くして かたつむりの触角をゆらし みずすましの 華麗な滑りを邪魔せずに みんなのもと

          輪廻の果てを夢見る夜に

          あと何度 生まれ変われば ひっそり化石になれるだろう 心に眠る青い鳥は いつになれば 歌声を聴かせてくれるだろう 誕生日に隠された暗号 解くために七転八倒 どんな惑星とも 調和しないホロスコープは 破っても破っても 追いかけてくる メダカまで 絶滅しそうな世の中で 毎日笑ってられないよ 理想の暮らし 詰め込んだジオラマに 息吹きかけて 命宿すことができたらね 手のひらのコインは 裏か表か 1/2も当たらない直感で くぐり抜けていかなきゃ ならないなんて 時間とい

          輪廻の果てを夢見る夜に

          ある雨の日の傘の下

          ビニール傘 ばさり開けば 生まれる しずくの天使 幾千と くるり回して 旅立ちの合図 顔をしかめて 空あおぐ人の肩に 飛んでゆけ ほどけたはずの赤い糸に 引っ張られていてはいけないと 不規則なリズムが 耳を打ち 心 呼びもどす 土を穿ち 屋根を洗う ちいさなちいさな生まれ変わりを ここから見てる あともう少し降り続けば 昨日までの私は 街と一緒に煙ってゆくでしょう スカートのすそ 汚れて 髪型 微妙になって 水たまりに はまって それでも やまない雨は とても優し

          ある雨の日の傘の下

          ときめき短詩カップ

          あっちこっちにいっちゃって 私はラメ入りスーパーボール 早く あなたの手の中に 戻りたいのに 🏇 🏇 🏇 私の心の真ん中に でん!と そびえる風見鶏 台風にだって負けないで あなたを真っすぐ指したまま 役立たずなのが うれしいね 🏇 🏇 🏇 起立 気をつけ 礼 君のまなざしに 僕の心は整然とする

          ときめき短詩カップ

          ひよっ恋

          あなたの胸であたためられて かたかった殻に ヒビが入りはじめる 優しく名前を呼んでください 今すぐ飛び出してゆきます 外の光に負けないように目を開けて 早く伝えたい 「生まれる前から大好きだったよ!」

          ほのぼの短詩カップ

          陽だまりで そんないい顔するなんて 君の前世は 猫にちがいない 🏇 🏇 🏇 雲のうえ 君 ぼく のび太 ドラえもん 🏇 🏇 🏇 君の寝顔を見ていると 世界平和なんて とても簡単なことのように 思えてくる 🏇 🏇 🏇

          ほのぼの短詩カップ