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夫婦共働きを始める前に準備すべきこと。保育する側・される側で実感した話

保育園の子供を預けるときには、「もし具合が悪くなった時、具体的にどのような手順を踏むのか」ということまで考えて準備している方は少ないのではないか、と思います。

私も子供を2歳から就学前まで預け、熱を出した時には苦労しました。一方で、保育園看護師として、子供の園内の急病にも対応した経験があります。

この記事では、保育園で「保護者と、預かる側」の両方を経験した私が、子供を預ける時にはこれだけは準備してほしい、ということをお伝えします。

どちらかというと、看護師よりの視点が強いかも。


保育園の送迎をどちらが行うかを話し合っておく

夫婦で育てている子供は、夫婦責任をもって育児をするものだと思うのです。直近で勤務していた保育園では、送りはお父さん、迎はお母さんなど、分担していました。迎えだけおばあちゃんという家庭もありましたし。

両親揃っている家庭では、お母さん一人が必死になってすべてをやっている家庭はあまり見受けられない印象でした。もちろん、勤務先の拘束時間などの状況にもよりますが、送り迎えに協力的なパパは、積極的に子育てに参加していて、夫婦仲が良いように見受けられましたね。

私自身は、子供が小さいころにあまり送迎には協力してもらえなかったので、育児が大変だった私は恨み節で。本当に、勤務先の拘束時間によるのですが、ママ以外、送迎は全くノータッチだと、「あの時協力してくれなかった」という感情は、何年たっても残るように思います。ほかのママを見ていても。


緊急時の協力者を確保しておく

保育園に送っていったけど、朝の検温で37.5℃以上。保育できない状況になったら、どうするか。ということはシュミレーションしておかなくてはいけません。

ママが必ず休むのか。近くに実家があって頼めるのか。病児保育を頼むのか。あらゆる手段を用意しましょう。自分が休めないなら実家、実家が留守なら病児保育とか。できれば3パターン以上あると理想的。子供がいつも元気とは限らないということを忘れてはいけません。

病児保育室は事前に連絡先、メールアドレスなどの登録が必要ですし、完全予約制の事業所も多いのです。子供の発熱が続き、慌てて登録しているママがいましたが、やはり入園前に見学して、事前に登録しておいたほうが良いでしょう。

協力者の連絡先を共有

パパが、義理実家の連絡先を知っておく。夫婦でシッターさんの連絡先を共有しておく。いざという時に困らないように、連絡先の共有は必須です。「ママに聞かないと何もわからない」では子供が困ってしまいます。

保険証や診察券を両親のどちらかが持っているならかかりつけ医の連絡先もお互いに知っておく必要があります。

たとえば、子供が保育園で転んで歯が折れた。保育園に呼ばれ、パパがかかりつけの歯医者に連れていくことに。しかし、どこの歯医者にかかっているのか全く分からない……では、子供の歯が痛いまま時間だけが過ぎていきます。かかりつけ医は共有しておきましょう。診察券などは休診日なども書いてあるので、画像保存しておいてもよいかもしれません。

物の場所を確認

子供用の内服薬が家のどこに保管してあるか、ママもパパもおばあちゃんおじいちゃんも知っているでしょうか。アレルギーやけいれんがある子なら、すぐに薬が必要になることもあります。

薬の保管はママだけが知っていて、いつも聞いて出してもらっているから知らない、では困りますよね。

子供が具合が悪くなったら、ママに任せようと考えるのではなく、それぞれの大人に当事者意識が必要です。薬の保管場所、投与方法等パパやそのほかの大人が、一人でもできるように確認しておきましょう。


まとめ

子供が保育園に入る前は、入園できるかどうかに気持ちが集中し、事前準備が不十分になることも多いのです。もし、子供が怪我や体調不良になったら、だれがどう看るのか。シュミレーションをしての準備が必要です。

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