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事前参考/オガールプロジェクト/知って・行って・観て・会って@岩手県紫波町

11月1日(金)オガールプロジェクト/知って・行って・観て・会って@岩手県紫波町の事前参考情報をお届けします。

それぞれの土地に、それぞれの課題があり、それぞれの解決・改善提案がされている現場。
今回は、岩手県紫波町を知って行って観て会って、代々の町長さんが目指してきた「すべては子供たちの未来のために 循環型社会」がきっかけとなり、民間主導による公民連携のまちづくり「オガールプロジェクト」、ありのままの時間に付加価値のある暮らし方を展望してみようと思います。

オガールプロジェクトの計画初期段階から、紫波町の町民の声が採り入れられ、現在も町民参画が続けられている現場を実際に訪れてみて、各々が感じたこと・気づいたことや、紫波町の暮らし・自然と共生している雰囲気などを後日アップ予定です。

紫波町の方言とフランス語の組合せ造語・オガールの名前由来

岩手県の県庁所在地・盛岡から、JR東北本線を南下すること約20分、町民請願駅として誕生した紫波町の玄関口「紫波中央駅」の目の前に、民間主導の公民連携事業:オガールプロジェクトの舞台が広がります。

・紫波町の方言「おがる(成長する)」+フランス語「Gareガール(駅)」
・紫波中央駅を「紫波の未来を創造する出発駅」として決意
・オガールエリアを出発点として、紫波が持続的に成長していく願い

オガール

JR紫波中央駅前の遊休町有地(未利用町有地)10.7haを中心とした都市整備事業「オガールプロジェクト」は、志と算盤の両立で誕生しました。

なぜオガールプロジェクトが生まれたのか

3つの行政課題・情勢
(1)紫波中央駅前の未利用町有地10.7ha(紫波町が28.5億円で購入)
   :活用へ構想段階からの町民参加、エリア価値の向上

(2)昭和38年/1963年建設の役場本庁舎の老朽化
   :役場庁舎の移転・新築:PFI事業、町産材利用

(3)図書館がない町、図書館施設の要望
   :町立図書館の新設:構想段階から町民参加型のPPP手法採用

解決の糸口
・藤原孝前町長のリーダーシップ
・官民連携手法PPP(Public Private Partnership)を担うキーマンの存在
 :期限付き(オガール30年)民間企業に貸し出し、町には土地代と固定資産税が入る仕組み
・中央だけが潤うのではなく、町民にメリットがある開発
 :複合施設における公共空間
・不動産価値の低下と田園都市型の今後
 :民間活力の誘導、情報発信
・身の丈事業:明確な役割分担と地域内再投資
・日本初バレーボール専用体育館
 :スポーツを通じた教育環境と人材育成の充実を目指す
・木質資源循環のまちづくりを体現した紫波町役場(平成27年5月開庁)
 :町内4箇所にわかれていた庁舎機能を一元化
 :防災拠点としての新庁舎
 :紫波町産材活用(木造部分の構造躯体100%町産カラマツ材活用)
 :木造3階建/国内最大木造庁舎(PFI方式採用)
・官民複合施設オガールプラザ(紫波町産・地域材活用)
・民間複合施設オガールベース(紫波町産・地域材活用)
・オガール建物内は和名がつく色を使うよう推奨
・外から入ってきた人と土地の人との出会い、風の人と土の人がいて、風土が生まれる紫波町

町民や企業の意見を取り入れる民間主導の公民連携事業オガールプロジェクトとは

・紫波町公民連携基本計画策定(町議会議決)
・都市整備事業(紫波中央駅前地区)策定
・学校法人東洋大学と紫波町による公民連携の推進に関する協定書締結
・紫波町PPP可能性調査報告書(東洋大学大学院公民連携専攻作成)
 :紫波プロジェクト30年計画を具現化、紫波町全体の発展につながる開発

未来にわたって循環するまち紫波町
:人(暖かい人間性・伝承教育・子育て環境No.1)
:素材(地産地消・安心食材)
:文化(杜氏の技術伝承・文化資産継承と有効活用)
:資金(経済開発利益の域内循環・町税の再投資)

・紫波町PPP推進協議会による調査(全国都市再生モデル調査事業)
 :町民意見交換会100回以上
・外部の人たちと内部の人たちの融合@懇談会とワークショップ
・民間の意向調査:市場調査40社(紫波町企業立地研究会設置)
・紫波町オガール・デザイン会議設立から10年、当初は地元紙に「黒船」と書かれた公民連携の開発計画
・経営が成り立つ仕組みの追求
・オガールプロジェクトの目的「町民の財産である町有地を安売りしない」
・逆アプローチの不動産開発:まちづくりとは不動産の価値の向上
・補助金に頼らないまちづくり
 :東北銀行の融資や町と政府系金融機関の出資で賄う

紫波町公民連携基本計画開発理念とテーマ
:都市と農村の暮らしを「愉しみ」、環境や景観に配慮したまちづくりを表現する場にする
:農村(田園)と都市(街)が共生するまち
:若者、高齢者、すべての人たちが希望を持ち安心して暮らせるまち(住環境と雇用)
:人にも地球にも「やさしい」まち(環境への配慮)
:優れたデザイン採用(ライフスタイルのデザイン)

創意工夫を継続する紫波町図書館

おガール05

Library of the Year 2016優秀賞受賞
 :オガールプロジェクトと一体での紫波町図書館 −図書館を中核としたPPPによる地域の活性化−
・オガールプロジェクトと一体での紫波町図書館
・運営の3本柱、児童サービス・地域資料・ビジネス支援
・知りたい・学びたい・遊びたいを支援する/応える

開館当時から掲げるコンセプト「農業の応援」
・日本農書全集も含めて入門書から専門書まで約千冊の農業コーナー
・農業専用データベース「ルーラル電子図書館」利用可能
・農村地区に直接出向く企画
 :農山漁村文化協会東北支部さんとの企画「夜のとしょかん、農業編 今日もバイクで営業中!現代農業のつくりかた」

できることの範囲を広げ続けている紫波図書館
・閉館後にゲストを呼んでの「夜のとしょかん」
・東西に長い紫波町、図書館になかなか足を運べない人たちとの交流「出張としょかん」

毎月1回テーマを決めての企画展示(来館者参加型)
・「まちの課題」を掲げて町内で人脈を広げた事例様々な企画展示
・まちづくり(町のあしたは….わたしたちの暮らしは….よその町では…)ヒントとなる本を集めてみた展示
・図書館で考えてみた「紫波のデザイン」展示
・紫波のデザインをさがそう展示
 :紫波図書館5周年記念トークイベント「図書館にデザインは必要か?」から連続するデザインプロジェクト
・紫波のデザイン情報を探していますSIMAP 1/25,000展示 
 :紫波の見どころ、展望地、面白いもの、グルメなどを紫波考現学会の視点でまとめた観光マップ
 :今や見られなくなった事物・景観記載、往時の様子を想像できるマップ
 :「ここで見られる」「あそこで作っている」場所にシール貼り
手仕事のもの、紫波で育まれたもの、紫波の人が作ったもの、時代の風雪に耐えて残ってきたもの、地域の人々がしわに残したいと思うもの(地図とシール)
・先輩の本棚展示
 :カッコいい働き方をしている大人が影響された、人生の先輩17人が若者に読んでほしい一冊を紹介
・産直のまち 紫波産直めぐりMAP展示
 :町内10カ所ある各産直特色紹介
 :紫波産の豆25種類も展示あり 
・家族や祖先に関わる歴史の調べ方展示
 :県立図書館の司書さんに聞いた!県立博物館の学芸員さんに聞いた!
 :産直のまち 紫波産直めぐりMAP(町内10カ所ある各産直特色紹介)
・拝啓 この本読んだ?展示(ポストつき)
 :紫波図書館専用一筆箋で、大切な人と本を紹介しあってみませんか。
情報の海を泳ぐために展示
・介護について相談したいときは展示
 :書籍、紫波町の福祉紹介、介護職の皆さんにお聞きしました!

司書 手塚美希さんの言葉

“来館してもらうことではなく、誰かに新しい発見をもたらすことを目的とした活動”

おガール06

紫波図書館での紹介
書籍  町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト

(猪谷千春著・幻冬舎2016)
・日本一高価な雪捨場から、日本一幸せな街へ 紫波町で起こったプロジェクトX
・10年に及ぶオガールプロジェクトのプロセスを関係者10人以上のインタビューで追った、初めての「オガール本」にして、決定版!
・岩手日日(平成29年/2017年4月2日)記事とともに
 :オガールプロジェクトから地域に沿ったまちづくりのヒントを得てほしい
 :プロジェクトの成功要因は、熱意と冷静な思考
 :プロジェクトを牽引した人たちに共通するのは当事者性と責任感

開店から6年5ヶ月来場者数200万人の紫波マルシェ

・売場面積県内最大級:約200坪、高さ約12mの木造吹抜け空間
・町内各地区の特徴ある農産物、生鮮三品(野菜・肉・三陸産魚介)、畜産加工品、惣菜、スイーツなど郷土食から日常の食卓に上がるものまで充実
・開店から6年5ヶ月(2018年11月)来場者数200万人(レジ通過数)
・食材を出荷する生産者会員数325人
・カレールー1種類のみ、他は別のマーケットへ
・同じ建物に入る紫波図書館との連携催し
 :こどものうぎょう(農家とくらすどうぶつのまき)展示
 :キッズ店長、店内に料理レシピ本の紹介ポップ展示
◯参考
・~すべては子どもたちの未来のために~ 紫波町の「循環型まちづくり」(岩手県紫波町産業部環境課H23年8月)
・まち人 OGAL(オガール)平成29年6月発行 紫波町企画総務部企画課公民連携室・オガール株式会社
紫波マルシェ来場者200万人 開店6年5ヶ月(岩手日報web 20181107)
・オガールプロジェクト オガール紫波株式会社
紫波中央駅前都市整備事業~オガールプロジェクト~
地域活性化総合特区(仮称)に係る提案及び必要な取組・事業
補助金に頼らない新しい公民連携の未来予想図 岩手県紫波町「オガールプロジェクト」
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NPO法人日本再生プログラム推進フォーラム(NSP)が運営するnoteです。NSP新しい取り組み/知って・行って・観て・会って/ひとりが社会のために 社会が一人のために。 https://nsp-adventures.studio.design/

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