見出し画像

”鬼滅の刃”はなぜあんなに売れているのか。売れた理由を考えてみる。

こんにちは、なーさんです。

もう、ブームは一段落したかもしれませんが

やっと

鬼滅の刃を最後まで読破することができました。

私自身漫画は

300タイトルほど読んできていますが

純粋に疑問が生まれました。

なんでこんなに売れてるんだろう?

過去にもヒット作もいっぱいありますよね。

ドラゴンボール、ONE PIECE、NARUTO

世界まで巻き込んで売れたやつは他にもたくさんあります。

その中で

鬼滅の刃は社会現象にまでなっており

「こりゃすげー」と思った私は考えることにしました。笑

漫画で面白いなって思うのは

当たり前かもしれませんが大体は

設定(ストーリー)、登場人物(主人公、悪役、その他)

絵(キャラクターデザイン)などで決まると思います。

●理由候補①ストーリーが簡潔(わかりやすい)

本当にこれは一番大きい理由かなと思います。

ストーリーというか

大まかな目標

鬼を滅する

ただそれだけなんですよね。

主人公の炭治郎はその他にも

”鬼になった禰󠄀豆子(妹)を人間に戻す”

という目的もありますが

その他のキャラクターも出ている中で

ただ一つ”鬼を滅する”ということは

最後までぶれていませんでした。

例を出すと

ONE PIECEの大きな目的は

海賊王になる(ONE PIECEを見つける)

これは終始ぶれないからこそ面白いのですが

ONE PIECEは作品自体が長く

〇〇編などがたくさん出てくると

少し集中しずらいですし

脱線も多くあります。

実際「あ〜空島編からもう見てないわ」とか

よく聞きます。笑

その他のヒット作は

とても長いスパンで連載されていたこともあり

「あれ、なんだっけ?」となりやすく

読みにくさ、わかりにくさもあったのではないでしょうか。

●理由候補②
 日本人のイメージ「刀」だけではない
「呼吸」を使った必殺技がわかりやすい

「刀」自体は色々な作品に出て来ますよね。

同じジャンプ作品では

るろうに剣心の逆刃刀然り

BLEACHの斬魄刀なんかも

それぞれかっこいい技名もついていて

「かっこいい」「最強じゃん」

って思ったのを覚えています。

鬼滅の刃では、日輪刀という太陽の力含んだ?

石で作った刀が出て来ますよね。

そんな「かっこいい刀」に上乗せして

「呼吸」から生まれる「技」

これがめちゃくちゃ面白いなと思いました。

「呼吸」って人間にとって当たり前の事ですが

当たり前だからこそ

「呼吸」から生まれる技は

スッと入ってきて

むしろこの技使えるんじゃないか!?

ぐらい思わせてくれますよね。笑

バリエーションというか種類も

”水”、”炎”、”雷”、”虫”、”岩”etc...

全部わかりやすい!!笑

伊之助の”獣の呼吸”とかですら

なんとなくかっこいいですよね。笑

かっこいい刀+かっこわかりやすい技名

これは理由の一つになりえると思います。

●理由候補③
主人公が素直でイイやつすぎる性格という事

物語にとって

主人公は、一番感情移入しやすいキャラクターですよね。

その主人公が好きになれなければ

こんなにも見られないと思うんです。

当主人公”竈門炭治郎”さんは

若干、15歳(修行後)ながら

異常に心(精神)が出来上がっていますよね。

もちろん怒りもするし、喜怒哀楽があります。

しかし

それもすべて愛しい?と思えるぐらいの描写が多々あります。

子供なのに子供じゃないような

そんな感覚を皆さんも覚えたんじゃないでしょうか。

伊之助に挑発されてものらず

腹が減ってると思えば自分の飯を差し出し

鬼の被害があった人が八つ当たりすれば

それを受け止め

禰󠄀豆子(妹)や仲間を傷つけられれば

本気で怒り

何か施されれば礼儀を重んじる。

「ありがとう」がちゃんと言える。

また、ネタバレにもなってしまいますが

映画の無限列車編で出てくる

炭治郎の精神世界は

「美しく、どこまでも広く、暖かい」

炭治郎の優しさの化身である光る小人は

精神の核を探す(殺しに来た)少年を

精神の核まで連れていくという描写がありました。

その精神の核は光と温もりを発しています。

困っている人は助けるのが当たり前。

家族を殺した鬼でさえ

「醜い化け物なんかじゃない、鬼は虚しく悲しい生き物だ」

と言い放ち

消えていく鬼の手をとり言葉をかける

シーンが何個もありますよね。

もう「仏」でしょうか。いいえ炭治郎さんです。

長くなりましたが

そんな主人公を大好きになってしまった人も

多いのではないでしょうか。

こんな仏+強くなろうとする、なっていく姿は

誰もが見たくなるポイントではないかと思います。

まだまだありますが

後日追記していこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?