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蝶の舌/定時退社/チョコラテ

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アントン・マルティン市場を出て、メトロの駅に向かう途中、映画館Cine Doréの前を通りかかった。

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今週の上映スケジュールの中に、「La Lengua de las Mariposas」があった。蝶の舌、前から見たかった作品。Cine Doréでの上映日時は都合が合わずあきらめたが、その日の夜に自宅で見た。
ビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」を思い起こす。スペイン内戦、田舎町、俳優フェルナンド・フェルナン・ゴメスなど、共通点はいくつもある。主人公が子供である点も同じ。そういえば、タイトルも虫つながり。
現在のスペインで「ミツバチの…」を知る人は少ないようだが、「蝶の舌」はどうなのだろう。より新しい作品であるし、それに、胸を打つラストシーンもあるし、認知度は高いのかもしれない。

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なぜ、現地職員のみんなは、定時ぴったりに帰ることができるのだろう。
むしろ、1分前に席を立ち、定時を過ぎた瞬間にタイムカードを押して去っていく。
観察していて気づいたのは、彼らは「定時になってから帰るのではない」ということ。5分、いや、10分くらい前から準備をしているのだ。
仕事を切り上げてコンピュータをシャットダウンし、荷物をまとめ、あとはスマホで友達や家族に連絡。
仕事よりプライベートに重点を置くって、そういうことなんだろうな、と思った。

11/6
息子が言う。
「学校で出るチョコラテ、嫌いなんだよね。なんか、ミントが入ってるんだよ」
チョコミントフレーバー?

普通のチョコラテやココアは息子も好きで、毎日のように飲んでいる。
ココアは「コラカオ」という商品名で、スペインの国民的な飲み物らしい。他のココアもあるのかもしれないけれど、コラカオの存在感が強すぎて印象がない。スーパーにはもちろん、バルや喫茶店にもある。注文すると、温めた牛乳とともに、一回分の小袋にはいったコラカオパウダーが出てくる。

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チョコラテはホットチョコレート。小麦粉が入っており、とろみがあって濃厚。甘さはやや控えめ。チュロス(スペインのチュロスは甘くなくて、ほんのりしょっぱい)と一緒がおいしい。

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タイトル画像は、マンサナレス川の遊歩道。秋が深まってきた。

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