続きより気になるもの 「まほうのレシピ」(ドラマ 2015-2019)
10歳の娘が、最近とても楽しみにしているのが、アマゾンオリジナルのドラマ「まほうのレシピ(Just Add Magic)」。
ローティーンの女の子3人が、不思議なレシピ本を見つけ、魔法の料理でいろいろな事件を解決する。
私も娘の隣で、なんとなく見ていると、これが結構おもしろい。
私が注目したのは2点。
・仲良し3人組のキャラクター描きわけ
ケリー、ハンナ、ダービーの3人は、それぞれ、優しい子、優等生、お調子者のキャラクターを割り当てられている。
視聴者は、身近な人や自分自身を彼女たちに当てはめる。あるいは、当てはめなくても、「このタイプは大抵、こういうことをする」という筋書きに一致しているので、終始心地よく見ることができる。
調味料をひっくり返すのはダービーだし、ケリーは祖母を想うあまり周りが見えなくなるし、そのケリーを戒めるのはハンナだ。
的確に類型化されている。
・3人の衣装
一言で言うと、おしゃれ。
衣装だから当たり前だけど、それにしても素敵なのだ。シーズン1第5話のケリーのサロペットなんか、とても大人っぽいリラックス感がある。それに、布地のブルーは、彼女の髪の色にぴったりだ。
ネックレスなどのアクセサリーも、抜かりない。寝る前のシーンでは外しているので、つけっぱなしのものではない。スタイルを完成させるため、意図的に身につけている。
3人の人格設定とも一致している。ハンナはスカートスタイルが多いのに対し、ダービーはほとんどパンツ。
ストーリーの続き以上に、次回の3人の服装が気になってしまう。