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Daily Rituals 自分を安心させる方法

家族と離れて、メキシコに戻って5日が過ぎた。
半日以上の時差に、ようやく身体が慣れてきた。
3日目から再開した仕事は、明日から週末で小休止。

独りで過ごすのはへんな感じだ。
学生の頃は一人暮らしもしたけれど、21才のときに出産して以来、こんな生活はしたことがない。
マンションの部屋は、がらんとして虚ろな感じ。コンクリートの壁にタイルの床だから、音が響く。
誰も散らかさないから、片付けはあっという間に終わる。むしろ、ほとんど必要ない。(すっきりしているのが好きなので、気持ちいい。子どもが小さいうちは目をつぶることにしていたけど、やっぱりうれしい。)
一人の日々は静かだ。

それから、お金。
仕事をしていて、つまり収入がある身分で、一人暮らしって、うらやましかったな。私には経験がない。
今の状況は、一人とは言っても、日本に家族がいるので、稼ぎをすべて自分の好きに使えるわけではないけど。でも、小さい子どもがいると、自分のものを買う時間さえなかった。

そう、時間。
仕事以外の時間を自分のために自由に使えるって、どんな感じだろう。子どもたちがもっと小さかった頃はそう思うことがあった。

この時間を有効に使いたいな。
家族とまた暮らせるようになるまで、うちの中の虚ろさに影響されて落ち込んだりせずに過ごしたい。

最初の数日は辛かった。時差ぼけで真夜中に目が覚めると、耐え難い孤独感におそわれた。
なにかがきっかけになって、またそんな気持ちになることもあるかもしれない。自分を安心させる方法を探そうと思った。

そのために始めたことがいくつかある。

・エドワード・ゴーリーの絵本『キャッテ ゴーリー』を寝る前に1ページ眺める。
各ページに一匹、ボーダーシャツを着た猫がいる。丸っこい姿と、とぼけた表情がなんとも言えない。


・シャワーのあと、いいにおいのクリームをつける。
メキシコで手軽に買えるものでは、ボディショップのボディヨーグルトが好きなので、いくつか違う香りのものを買った。その中から、選んでつけるのが楽しい。

・noteの更新を続ける。書いて、考え続けたい。

・出かけなくても、メイクをして、好きな香水をつける。絶対ってわけじゃないけど、少なくとも仕事のある日は。

自分がこういうことをやってるな、と認識することも大切な気がする。現に、こうして書いている時点で、気分が明るくなってきた。
この調子。

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