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みんなの昼ごはん

メキシコで、私の弁当はごく単調だけれど、同僚たちのはそれまるで違う。
(サンドイッチに完全に飽きた話↓)

まず、前提として、メキシコでは昼食が1日の食事のメインだ。主食に主菜、副菜、デザートを食べるのが普通。
これは仕事のある日でも同じ。

過去に勤務した支店の社員食堂では、モニカというおばちゃんが、1人で何品も作っていた。その中から、それぞれが好きなものを選んで組み合わせる。主食はボリージョというパンか、トルティージャ。主菜は肉料理。タコスのこともあった。タイトル画像は、タコスの日の一例。副菜は、米(トマトジュースで炊いたオレンジ色のご飯。主食ではなく副菜の扱い)、煮豆や豆のスープ、玉子料理、ジャガイモ料理など。デザートはゼリーなど。
これに、日替わりのジュースが付く。いろんなフレーバーがあるけど、どれもとにかく甘い。

その後、食堂のない支店に移った。
トルタ(ボリージョのサンドイッチ。具材はタコスと似ている)や、主食とおかずのセットの移動販売車は来るが、弁当を持ってくる人も多い。

みんなの昼ごはんは、たとえばこんな感じ。

大きな肉詰め唐辛子を添えた、トマトご飯。

硬くなったトルティージャを電子レンジで加熱して、パリッとさせたもの。これは付け合わせみたいな位置づけで、主食としては別のものを用意している。
少しもらって食べてみたら、東北地方の南部せんべいを思い出した。

黒い唐辛子のパウダーをかけたグレープフルーツ。
これも分けてもらった。唐辛子は辛くなかった。

日本みたいな弁当箱というものはなくて、密閉容器か、皿で持参する。

弁当以外で印象に残っている昼食では、外出先でお昼時になり、鶏の丸焼きを買ったことがあった。
車のハッチバックを開けた中に置いて、それぞれ自分の分をちぎりとり、トルティージャと食べた。
いい感じの焦げ目がついていて、香ばしかった。でもちょっと硬かったので、私はあまり食べなかった。

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