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人の心を動かすようなものを作りたい

皆さんはあるものや人に出会った時に、心を揺さぶられた経験はありますか。自分もこうなってみたいなどの理想になったり、明日も頑張ろうと勇気をもらえたりした経験がありますか。

私はありがたいことに何度もあります。進路をどうするか考える時だって、大会の前だって試験の前だって、今の就職活動中もです。何気なく見た電車の広告やたまたま見かけた本、テレビでながれてたCMなどきっかけは様々ですが、私の中で一番多かったのはアニメや漫画でのセリフでした。

そんなアニメや漫画のセリフはなぜ私の心に響くものがあったのか。今からその作品について紹介したり分析していきたいと思います。

暗殺教室

『暗殺教室』は、少年ジャンプで連載された学園コメディ作品で、全21巻で構成されています。アニメは全22話あります。黄色の謎の生命体”殺せんせー”を3年E組の生徒たちが暗殺を試みる1年間を描いた学園青春ものです。殺せんせーが学生に対する発言は大人な私でも考えさせられるものがあり、特に好きな言葉は

”学校や肩書きなど関係ない。清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです”

という言葉です。境遇に関わらず進もうとすれば成長していくということを教えてくれている言葉です。他にも心にズシッと突き刺さる名言がたくさんあり、読んでいてとても勉強になりました。学生ならではの将来についての悩みやなぜ勉強しないといけないかなどの疑問について納得がいくような言葉でわかりやすく簡潔に述べられているので、心に響いたのかもしれません。

銀の匙

『銀の匙』は、週刊少年サンデーで連載されている学園もので全15巻で構成されています。アニメは全22話あります。北海道の「大蝦夷農業高等学校(エゾノー)」にて農業未経験者の主人公八軒が仲間たちと農業の厳しい現実にぶつかりながらも成長していく物語です。何より農業についてがとてもリアルに描かれていて、作者の経験から描かれています。そして主人公である八軒が学力競争から逃げこの農業高校に来たことを引き目に思っていますが、そのことに対しての先生からの言葉にグッときます。

”逃げてきた事に負い目はあってもその逃げた先で起こった事、そこで出会った人。それらはどうでしたか?否定するものでしたか”

”逃げたことを卑下しないで、それをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐があるというものです”

”生きるための逃げは有りです。有り有りです”

私自身留年についてやその選択について後悔していた時に出会った作品だったので、とても心に響いたことを今でも覚えています。常に成長や努力を求められる時期だったからこそ、立ち止まってその目標や将来について考える時間が必要だったのかと今では思います。マイナスの出来事でもプラスに捉え糧にするその考えはプラス思考に繋がる糸口になったのではないか、だから心が揺さぶられたのかと思います。

他にも"ばらかもん"、”ハイキュー!!”、”夏目友人帳”など私の中で心を揺さぶられた作品はたくさんあります。またいつか紹介して分析したいです。

そしてこの紹介を通して思ったことが、漫画家や小説家の人たちはよく人を動かせる言葉や物語など生み出せるなと。私自身そういう世界に憧れはありますが、デザイナーとして人として人を動かすきっかけや考える軸となるものを作っていけたらなぁと思います。