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あってはいけない、2度と

2019/08/06  

真夏独特の湿気を伴った嫌な暑さに悩まされることなく、熱中症対策との名目で一晩中クーラーをつけ、本来リビングである部屋にマットレスを持ち込んで眠った昨夜。とっても快適でした。寝室にもクーラーが欲しいけども、やはり賃貸に取り付けるのは乗り気にはなれません。

今日は何の日?って聞かれても普段は答えれませんが、今日はニュースで知りました。広島に原爆が落とされた日です。通勤途中、車の中でNHKが中継した原爆公園では追悼の黙祷が8時15分丁度に行われました。なんせ遅刻ぎりぎりであったので思いを馳せることもできなかったのですが、今振り返ると高校時代の修学旅行を思い出しました。

高校2年。修学旅行は九州でした。300人越えの大所帯で飛行機に乗って鹿児島へ飛び立ち、鹿児島→宮城→熊本と北上するルートでの旅行でした。指宿の砂風呂はとっても刺激的でしたし、川下りなんてアクティビティがあったのも思い出すと面白い経験でした。記憶に残るのは、「知覧特攻平和館」。旅行の序盤で訪れた場所でした。

知覧特攻平和会館では、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも戦艦に体当たり攻撃をした隊員の遺品や関連資料が展示されています。ボロボロになった飛行機の展示は、その作戦の悲惨さを物語るには十分で、隊員がどんな思いで飛び立ったかと思うと胸が詰まる思いでした。同じような年齢だったと考えると尚更です。

戦争という思いでは今となっては大昔のできことであり、テレビや本で見聞きすることしかできません。一方で、それがあったという事実は毎年のこの時期になると思い知らされる訳で、その悲惨さを思うと決して若者達が忘れてしまってはいけないのだと感じさせられます。

私の地区ではいくつか大きく立派なお墓があります。そのお墓は私の先祖にあたる人のものと、ほかの家の先祖のものがあり、どちらも戦死した軍人の墓です。村の人々は自分たちの墓参りとともにそれらの墓にも手を合わせていきます。皆忘れていないのです。

令和という時代になっても、戦争という行為は世界どこかで行われており、どうやっても治ることはないのかもしれません。ですが、一度犯した間違いは繰り返さぬよう、過去を振り返ることも時には必要なのでしょう。

今日は原爆投下の日。戦争を起こさぬよう、過去を思う日です。





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